太平洋と瀬戸内海を隔てる鳴門海峡に架かる大鳴門橋を渡れば、淡路島
関西から近い鳴門は、古代から中央との繋がりも深く歴史の宝庫です
以前、寒風吹きすさぶ中を土佐泊から霊山寺まで
撫養海道を歩いたことが思い出される
今日は大潮、世界に誇る「鳴門の渦潮」も大迫力でしょう
お日様が照り付ける車道歩きもあるけど、爽やかな海風が救いです
網干休憩所P
(9:05)〜網干山〜(9:33)千鳥ヶ浜
〜(10:00)架橋記念館
〜(10:06)鳴門山
(10:20)千畳敷
〜孫崎灯台〜渦の道〜相ヶ浜〜千畳敷
(11:44)〜(12:20)P (3時間15分)
髪が乱れる 裳裾が濡れる〜♫ 風に鴎が ちぎれ飛ぶ〜♫
辛すぎる 辛すぎる 恋だから♫ 夢の中でも 泣く汽笛 鳴門海峡 船が逝く♫
網干休憩所に建つ歌碑から流れる伍代夏子の歌に見送られ、足取りも軽く歩き出す
それにしても、朝から日差しがきついです
車道右側のこんもりした山は「網干島」 ちょっとお邪魔していきましょう
駐車場奥の茂みから取り付き、クモの巣を払いながら進むと(道を見て、私はパス)
3分ほどで、石祠が鎮座する、四等三角点 網干島(24.03m)
石祠から、これから向かう鳴門公園(鳴門山)、大鳴門橋を見る
車道から逸れ、鳴門公園の尾根道をゆく(左の車道を進めば、大塚国際美術館の入口)
振り返れば、歩いてきた千鳥ヶ浜、網干島
此処は、吉川英治著「鳴門秘帖(鳴門の巻)」の舞台の一つ
「闇に白くうねうねと鳴門へ続く千鳥ヶ浜、・・(略)・・
波打ち際を二ツの影が疾駆する!・・・二十余町、またたくまに駈けちぢめた」
阿波の秘密を記した秘帖を盗んだ旅川周馬を追い、虚無僧姿の法月弦之丞と見返りお綱が駈ける
お茶園展望台から大鳴門橋
此処は、藩主蜂須賀候が茶屋を設けて渦潮を楽しんだ場所だそうです
大鳴門橋架橋記念館から、神戸淡路鳴門自動車道を跨ぐ橋を渡って、鳴門山へ向かう
鳴門山展望台から大鳴門橋を眺める
鳴門公園最高峰、鳴門山(三等三角点 福池 98.65m)
千畳敷展望台から見る大鳴門橋
初点が昭和26年12月の孫崎灯台
灯台から2分ほど進んだ所にある孫崎展望台で、お茶休憩にする
東屋の傍に、全長294.1kmに及ぶ「四国のみち」起点の石碑が建つ
10時45分、大鳴門橋遊歩道「渦の道」へ 渦が巻き始めている
昨日は中秋の名月だったから、今日は大潮
本日の渦の見頃時間は12時40分頃なので、後1時間もしたら、もっと豪快な渦が見られそうです
世界三大潮流の一つである鳴門海峡の渦潮、綺麗な渦の花が咲いています
(因みに他は、イタリアシチリア島のメッシーナ海峡とカナダのセイモア海峡です)
心地良い風が吹き抜ける、渦の道展望室
落ちることは無いと思っても、45m下の海面を見たら、ちょっと怖い
渦の道を引き返す 入口は、団体客でごった返していました
相ヶ浜へ下りて、砂浜から巨大な大鳴門橋を見上げる
うずしおクルーズの
咸臨丸
千畳敷で暫く休んでから、鳴門大橋架橋記念館まで車道を上り返し、第一駐車場へ石段を下る
車がひっきりなしにやってきています
さぁ、此処から駐車地点の網干休憩所までは日陰の無い車道歩きです
高速観潮船 うずしお汽船の乗場まで下り、鳴門山展望台、エスヒカル鳴門を見上げる
大塚国際美術館前を通り過ぎれば、程なく千鳥ヶ浜です
千畳敷付近で咲いていた花、シモバシラかな?
ハマゴウ咲く千鳥ヶ浜の向こうに、網干島が見えてきた 早くエアコンの効いた車に戻りたい!
帰りは、久し振りに鳴門スカイラインを走ってみます
大毛島と島田島を結ぶ堀越橋から下を見れば、潮流が速い
狭い堀越海峡から流れ出る潮は、「ウチノ海の蛇口」と言われているそうです
鳴門スカイラインをさらに進み、四方見展望台からウチノ海を一望する
ハート形の鏡島の周囲には、「釣り屋形」というイカダや小舟が点々と浮かぶ
エメラルドグリーンのウチノ海が、暫し暑さを忘れさせてくれました
歩いた道 ホーム