2022年10月29日  ”次郎笈”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



久し振りに剣山スーパー林道を走り、南つるぎへ

天気はピーカン予報なのに、稜線はガスに覆われ強風が唸る

こんな筈じゃ・・・


P発(8:07)〜(8:34)縦走路〜(9:36)次郎笈〜(11:15)奥槍戸山の家(12:07)〜(12:37)
                   (4時間30分)



国道195号から分れ、高の瀬峡を遡る



アララ、次郎笈は雲の中



石立山の上は青空が広がっています 天気の大崩れは無いでしょう

「剣山登山口 1時間30分」の道標から入山



ブナやカエデなどの紅葉を楽しみながら、緩やかに登ります



30分弱で縦走路に出る

北側からの風が吹き抜け、まだ冬モードでない身体と装備ではむちゃ寒い

ネックウォーマーをしてフードを被り、風対策します

振り返れば、笹原の中に丸石方面へと延びる一本のトレイル



白骨樹が景色を引き立てる稜線ですが、真っ白け

寒風に煽られながら、ひたすら歩くのみです



「寒いですねぇ。お気をつけて〜」 縦走の方3人と声をかけ合いすれ違う

次郎笈北面トラバース道分岐 当然、剣山はパスし尾根をゆきます



大岩で風避けしながら、水分補給 人心地つきます



見ノ越からの登山者さんと出合うジャンクションピーク



吹き曝しの次郎笈頂上 風も寒さもピークでした

暫く待てばガスが退くと思うんですが、そんな気にもなりません

横目に山頂標識を見て、通過します



剣山を眺めながら快適な尾根を下る筈だったんですが・・・

ジロウギュウ谷からガスが吹き上がってきます



急坂が終わり、南東斜面の横駆け道に切り返すと風が止み、寒さも和らぐ



ガスが切れ始め、 笹に覆われた急斜面の露岩や白骨樹を見上げる



南に槍戸川を挟んで、不入山や折宇谷山などの通称「槍戸アルプス」

ブナに癒されながらあの稜線を歩いたのは、もう10年近く前です



兵庫県からだという高校の山岳部の皆さんが追い抜いてゆく

明日は三嶺と言っていたが・・・・?



すり鉢状のガレ場を速やかに抜ける



トラバース道を振り返る 急尾根を下っている人が目視できます



樹林帯に入ると、大ブナがお出迎え



展望岩場から槍戸山を見る 左の一ノ森は雲の中



眼下に奥槍戸山の家



青空に向かって背伸びするダケカンバ



スタイルの良い美人ブナも負けてはいません



幹周4mはゆうに超えると思います メジャーを持っとけばよかった



赤に黄色に森全体が燃えています

新緑のブナ林良し、散り際に一瞬輝きを放つ晩秋のブナ林もまた良しです



大ブナに呼び止められ、中々山の家に着きません



赤いシャワーをたっぷり浴びながら、落ち葉が敷き詰められた道を下ります



山の家手前で、大ブナと競うようにアピールする大カエデ



放し飼いされた熊に迎えられ奥槍戸山の家



今日のお楽しみカレーとパスタを頂き大休止

大ブナの紅葉と美味しい食事に、展望の無い寒いばかりの稜線歩きも帳消しです

重い腰を上げ、剣山トンネルを抜けてスーパー林道を下る



丸石や白髪山 最奥に三嶺(だと思います)



山の家向いの1646mピークを振り返る



見頃の紅葉を愛でながら、林道歩き30分で駐車地点

今日の山行は、時間の割には濃密で、当分記憶に残ると思います



スーパー林道から、震えながら歩いた稜線と次郎笈を見る



紅葉の名勝・高の瀬峡 峡谷の見頃はもう少し先か?



帰路、奥物部美術館に立ち寄る



企画展「土佐塩の道」開催中です



物部から赤岡まで「塩の道」31kmを歩いたのが2009年3月

もう一度歩けと言われても、もうよう歩きません



塩の道の歴史やこれまでの活動の展示を、 懐かしく見させていただきました

保存会の皆さん ありがとうございました


歩いた道  ホーム