2022年11月19日  ”△雲辺寺山〜六地蔵越”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



今日も讃岐へ 

名のあるピークは踏みませんが、へんろ道、県境尾根、峠道と渋い山歩きです

特に、旧六地蔵越から山本町河内への古道が楽しみ〜


龍王神社(7:00)〜(7:33)一升水(7:40)〜(8:50)縦走路出合〜(9:09)△雲辺寺山
(9:23)へんろ道分レ(9:35)〜(11:18)六地蔵越〜(11:40)薬師鼻展望台(12:02)
(13:09)
県道6号(13:18)〜(14:00)龍王神社  (14.1km 累積1057m 7時間)



龍王神社付近に車を停め歩き始める

登山口から、手前に菩提山と、奥で朝日に輝く稲積山



四国のみち「雲辺寺山のへんろみち」の道標に従いミカン畑の横をゆく

車道を横切り、階段道を上がる



粟井ダムからの道(だと思います)を左から合わせ

鰻渕(おうなぎさん)の伝説が残る 一升水で、展望を楽しみます



七宝山系や、右に弥谷山、天霧山



△446.7mとの鞍部を過ぎ、尾根西面から遠くに赤石山系を見る

手前は県境尾根、丸いピークは△石砂(588.9m)かな?



道はよく整備され、要所にベンチ、道標、解説板などが設置されています

春におへんろさんを和ませるヤマザクラの立ち枯れが目立って寂しい

1時間50分で阿讃縦走路に出会う まず直進し雲辺寺方向へ



ロープウェイからの道を合わせたところに「小松尾寺道」手印道標と「一丁石の舟形地蔵(河内村)」

北嶺展望台(△雲辺寺山)への掘割道がある 帰りに下ってみよう



落ち葉の感触を楽しみながら歩き、分岐に出る

コンクリート道を行ってたら、後ろから「尾根道をゆくから」と声がかかる



尾根に祀られた宝篋印塔

ススキの中に埋もれた三角点石柱 (△雲辺寺山 910.7m)



△雲辺寺山から、一丁の舟形地蔵に向け真っ直ぐ下り、へんろ道分れのベンチで大休止

 さぁ、出発しようと腰を上げたら、白い標柱が目に飛び込んできた

此処に三角点は無い筈だけどと思いながら、よく見たら図根三角点の標柱でした

「阿讃縦走コース」道標に従い、尾根を下ってゆきます



へんろ道分レから六地蔵越まで、小さなコブを拾いながら標高差320mほど下ります

速度制限無し、貸切の高速道路ですが、のんびり晩秋の県境尾根を楽しみましょう



見上げれば、青空を覆う黄葉 紅葉



  縦走路から左(北側)に、四等三角点 河西(809.1m)

本山町辻の財産区表示がある

この付近に、粟井と池田町白地を結ぶ山越えの道が在ったのかもしれない



フカフカの落ち葉道



左右は雑木に遮られ、視界はほぼありません

706mp方面を振り返る



三豊平野方面を垣間見る



四等三角点 山本(673.75m)

歩き易い縦走路が続きます 三角点から5分下ると



枯死した松の巨木の脇に、古の峠道の雰囲気を漂わせる石標

左下の小広い成地には、茶店でも在ったのかな?なんて想像してみるのも楽しい



石標には「右 こんぴら 左うんぺんじ」と刻まれている

上野呂内と河内を結ぶ、金毘羅、雲辺寺詣での峠道だったのでしょうか?

縦走路すぐ右に、三等三角点 蜂ヶ谷(642.68m)



平成8、13年の卒業記念植樹のヒノキが大きく育っています

勾配がやや急になると、峠は近い



六地蔵越に下り立つ 向かいの堂宇に江戸時代中期に彫られた地蔵尊が佇んでいます

阿波と讃岐を結ぶ古の大道はもう少し東(地理院地図に六地蔵越の表記)

旧六地蔵越まで登り返し、古道を捜しながら薬師峠、河内へと下る予定でしたが

急坂を見上げトーンダウン、「旧六地蔵越は?・・・パスしようや」



見頃の紅葉に彩られた六地蔵越を後にし



前方に雲辺寺山、谷向に歩いてきた稜線を見ながら県道6号線を下ってゆく


 
車道歩き20分 薬師鼻展望台の東屋で、お昼にします

東屋直ぐ下の薬師峠(地理院地図表記)に祀られた薬師如来の石像



七宝山系、善通寺五岳山や象頭山など西讃の山々の展望を楽しみます

ここから河内へストレートに下りる道がある筈と、グランパが偵察



  アキノキリンソウの黄色い声援を聴きながら、待っていると・・・

「道がありそうじゃ! 羊歯藪踏んで来い」 「えぇー こんなとこ?」



羊歯埃まみれになり急坂を少し下ると、道らしい雰囲気が出てきた(両写真振り返る)



ピンクテープや、木に塗られた赤ペンキマークに道を確信(右写真振り返る)

この先、マークが途絶えたり藪化した所もありましたが、たいして問題ありません



下り始めて35分、「河」 河内村のことでしょうか?

植林横の作業道らしきを進むと成地に出た(右写真振り返る)



貯水槽?と、「河内村道路」と刻まれた石標



小屋横を通り、藪っぽい尾根を下ると(右写真振り返る)



廃屋が見えて、ヤレヤレと思ったのですが・・・

日当たりの良い庭に葛の葉が勢いよく生い茂り、這い出る隙間もありません

葛を踏み倒したり掻い潜ったり、やっとの思いで広域基幹林道五郷財田線に下り立ちました

今度こそ、本当にヤレヤレです(ここが取り付きかは?です)



県道6号との交差点から、薬師鼻方面、県境尾根を見上げながら、大休止

思ってたより時間はかかったけど、予定していた場所にどんぴしゃりで下りられました



 休憩後、広域基幹林道五郷財田線を西(粟井)へ

余り車も通らないので、紅葉を楽しみながらのんびり歩きます



すっかり葉を落としたシダレザクラに迎えられ、龍王神社着

へんろ道分レからは誰にも会わない静かな県境尾根、古道歩きでした

面白かった〜


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