2022年12月10日  ”若狭峰〜二軒茶屋”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る





今日は、冬晴れ〜♪

展望の少ない阿讃県境歩きには、ちょっと勿体ないような青空だけど

今春、箸蔵街道を歩いた時(4月9日)気になった、猪ノ鼻峠から二軒茶屋への道を歩きます

折角だから、久し振りに若狭峰に登り、三角点猪ノ鼻も踏んでこよう


(7:50)〜(8:36)若狭峰(8:48)〜(9:28)△猪ノ鼻〜(9:57)猪ノ鼻峠(10:06)
〜(10:55)
二軒茶屋(11:20)〜(12:26)猪ノ鼻峠〜(12:40)P (4時間50分)



駐車地点にある「四国新道」の説明板に拠れば

 明治27年5月、猪ノ鼻の峻険を越える「四国新道」が全線開通し

四国四県の物資の交流や人の往来が盛んになったそうです

「道は人々を豊かにする」との想いで、

四国新道を計画し、私財を投じて着工した財田の大久保ェ之丞の偉大さを改めて思います



フムフムと説明を読み、地図を頭に入れてから出発します

此処から2.6km先の若狭峰までは、車道を緩やかに上っていきます

若狭峰1.1km手前の「四国のみち」標識に腰掛けたお二人 どなたでしょう?



要所には「四国のみち」の道標や案内板がある

「野鳥を観察しよう」の説明板後ろの小高い丘が、若狭峰頂上



ひと上りで、若狭峰 (三等三角点 湿保谷 786.84m)

頂上から南(やや西)へ、適当に下る 木間に中蓮寺峰が見えます



古道に出会い、どんどん下ってゆく

頂上から7分で林道に下り立ち、左へ すぐ右の作業道に入り県境尾根に乗る



3分ほど作業道を進むと、登山道になる

テープや「阿讃縦走路」のプレートがありますが、一本道です



細尾根とヤマザクラ

木が茂っていますが、この辺りから先、左側の等高線はかなり密です

まだそんなに藪化していない山道が、縦走路を横切る

峠越えの古道でしょう 何処と何処を結んでいたのか気になります



縦走路右に、四等三角点 猪ノ鼻 635.28m

三角点から少し下ると林道に出合う



林道歩き途中、若狭峰を振り返り見る

猪ノ鼻峠手前で、右に下ってゆく林道と分れ尾根を進む



取り付きは折れた竹がやや煩いですが、やがて普通の竹林になります

竹林の中に祠 峠を行き交う人々を見守って来たのでしょうか?



切り通しの車道を真下に見ながら、急斜面を下りてゆく

車道に下り立ち、開削面を振り返る



峠の道標 かつては問屋や宿屋が建ち、賑わったそうです

辺りをウロウロしてみましたが、讃岐への古道下り口は?よく分かりません

林道を東へ5分、「四国のみち」道標に従い山道に入る



ザレた斜面は、木の根を掴んで慎重に進む

緩やかな横駆けの後、尾根手前には急坂が待っていました



見上げれば、僅かに残る紅葉

尾根に出たところのベンチでお茶休憩し、二軒茶屋向け縦走路を進む



縦走路から右に分れ、三等三角点 増川 718.39m

三角点から北へ下り、縦走路に復帰



登山道を覆う落ち葉が、秋を惜しんでいます

少し道を逸れて、二軒茶屋の氏神「いぼ地蔵」にお参り



右から箸蔵街道を合わせ、家屋の敷地跡を見ながら北へ

かつて宿泊と茶の接待をしていた二軒の旅館があったという「二軒茶屋」



阿讃縦走路(箸蔵街道)は北へ続きますが、今日はここまで

ちょっと塩気の足りないオニギリと卵焼きのお昼を食べながら寛ぎます

二軒茶屋から引き返し、縦走路と分かれ箸蔵方面へ

ほぼ景色の無い林道歩き途中、大川山(?)や遠く阿波の山々を垣間見る



二軒茶屋から25分 林道増川線に出合う(左写真振り返る)

林道を少し進むと、箸蔵街道分れ(右写真 奥が箸蔵寺方面)



落ち葉が積もった舗装林道を猪ノ鼻峠方面へ

峠手前のT字路を、右(地道)へ 左は、旧国道32号に下りる車道だと思います



尖った石を傍らに除けつつ、猪ノ鼻峠を抜け、駐車地点に帰る

道中、トレランの方お一人に会っただけ、静かな阿讃県境歩きでした



林道増川線を、落ち葉や小石に注意しゆっくり走る

棟木の「シダレモミジ」分岐を過ぎると走り易い道になります

「前に蛍を見に来たねぇ」と校舎前の川を眺めながら、増川笑楽耕で休憩

池田ダム、吉野川を彩る紅葉も素敵でした

そろそろ里の紅葉もお終いですねぇ


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