2023年01月03日  ”荘内半島三崎巡り”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



2023年癸卯の年は、穏やかに明けました

・・・が、登り納めの疲労が年越してしまい、なんとなくすっきりしない

初歩きはスカッと、ということで選んだのは、暖かい日差したっぷりの海辺の道

荘内半島先端部の三つの三角点を繋ぎ、三崎神社に参拝します


(8:50)〜(9:20)△古三崎(9:28)〜椿〜妙見宮〜(10:22)箱峠(10:35)〜(11:00)△糸ノ越
(11:32)
糸ノ越バス停(11:38)(11:52)室浜大明神(12:05)△生里分岐(12:15)△生里
(12:50)
立石休憩所〜(13:04)三崎神社(13:15)〜(13:25)讃岐三崎灯台(14:00)
(14:06)
関ノ浦分岐(14:31)〜(14:59)仁老浜(15:08)〜(15:40)P  (6時間50分)

       @ 車道、遊歩道が多いですが、テープを追っての薄い山道もあります
A △糸ノ越(146m)の山は、六ヶ峰と呼ばれています
                 B 以前、糸ノ越集落を尋ねた時、バス停付近で見つけた「石鎚山」の由来が気になっていました
        C 5時間余りと思っていたけど、7時間近くかかりました       



県道232号の路肩に車を停め歩き始める 左写真が入山地点

ミニ四国の石仏2体を見て、コブを越え、少し藪いた薄い道を下ると

生里集落から登って来る、はっきりした道が合わさる(右写真振り返る)



鼻の先端手前に在る「台場」には、祠が二つ鎮座する



振り返れば、紫雲出山



北西に荘内半島先端部 この後訪ねる、三崎神社と三崎灯台が見える



祠から南へ少し進むと、三等三角点 古三崎(こみさき) 62.25m

生里集落へ下り立ち、端正な六ヶ峰を眺めながら海辺を歩く

「川江家のツバキ→100m」を見て右折



香川の保存木で、四国最大級のツバキ(生里紅八重)

花期は三月頃なので未だ固い蕾ですが、花開いたら見事だと思います



生里集落の北端に、七寶山神宮寺神正院

長い石段の先に鎮座するのは、妙見宮



車道を上がって行き、「四国のみち」案内板が建つ箱峠で小休止

ここから東は「紫雲出山ロマンのみち」、西は「岬めぐりのみち」です

箱方面へ少し下った左手から山道に入り、尾根に出て直ぐ「四国のみち」と分れ直進

電波塔、石仏(一つ目)を過ぎ、

古道の名残をとどめる掘割を塞ぐ倒木や枯れ枝を避けながら、尾根筋を進む

やがて古道と分れ、急坂を一上り



ミニ四国の石仏(二つ目)に迎えられて

箱峠から25分、小広い六ヶ峰(四等三角点 糸ノ越 146.17m)に着く

周囲に石積みや石段(2段)が残っているので、昔は社が在ったのかもしれません



下る途中、右急斜面に巨石群が目に留まり駆け下りる

どことなく、蔵王権現さんが祀られていそうな雰囲気です

ちょっと期待して、グルっと回ってみました



所々に赤テープもあり、迷うことなく県道232に下り立つ

県道を糸ノ越方面へ



地蔵堂前を下り、糸ノ越バス停のベンチに腰掛け水分補給をしながら休みます

傍らに、気になっていた石鉄山前神寺の石仏

背後の山・六ヶ峰はひょっとして石鎚山?と、思いたいけど

彫られているのはお大師さんみたいなので、単にミニ四国かも

どなたかにお訊きしたいんですが、辺りは静かです



道沿いに、亀の背に跨った浦島太郎さんと、太郎さんの腰掛石

  アスファルトの割れ目に咲くのは、冬のヒマワリ!

「♫〜風に吹かれて 春を待つ わたしは冬の 冬の ひまわり〜♫」

そんな、歌があったねぇ (余談でした)

 

室浜大明神と香川の保存木シンパク

室浜集落を抜けた高台から、穏やかな海に浮かぶ島々を振り返る



 水仙の蕾が膨らみ、今にも咲き出しそうです

「四国のみち」道標(三崎灯台1.3km)と、石仏2体(右写真)が祀られている所が、△生里への分岐

落ち葉で滑りながら、 石仏背後の急斜面を一直線に登る



分岐から10分 昭和三十八年三月十六日、殉職した十名の乗員を悼む「殉難の碑」が建つ

背後に、遭難した自衛隊機H−21第四七五八号機の残骸が残されている

石碑から緩やかにアップダウンを繰り返したところに、三等三角点 生里 127.09m



露岩が増え始めた林の先、三角点から10分余で突如現れる巨岩・立石

圧倒される大きさです これぞ荘内半島のパワースポット!



祭祀の跡が無いかなと辺りを探索の後、すぐ先の「立石休憩所」に下り立つ

三崎神社の方から太鼓の音が聞こえてくる



雷をイメージしにくい「どんどろ石」

鳥居を潜り、掃き清められた三崎(御崎)神社の神域に入ります

入って直ぐの社の手水舎には、大天狗と書かれている



段々大きくなる太鼓の音に導かれ、落ち葉一つ無い石段を登りきると

産土(うぶすな)神、祈雨神、海路安全の神を祀る三崎神社

奉納太鼓を打たれている神職(?)さんから榊を頂き、お祀りする

10分ほど話し込み、石段を下りる際、法螺を立ててくださった

まさに石鎚山で木霊す音色です ひょっとして修験者さんだったのかしら?



遊歩道に戻り、木の間に四国中央市や赤石山系の山並みを見る



ウバメガシやヤマモモに囲まれた小径を進むと

遊歩道終点に、昭和三十四年初点の讃岐三崎灯台が建つ 



ズリズリの急斜面を下って行くと、絶景です ここから夕陽を見てみたい

沖に見える磯は御幸石(おごのいし)と呼ばれ、潮の流れが速く辺りは鯛の漁場だそうです



あの岩の先に竜宮城が?

風も無く、日差しが気持ち良い 時間が過ぎるのを忘れます



荘内半島のランドマーク・紫雲出山 どこから見ても絵になります



灯台で軽くお昼を食べた後、遊歩道を引き返し

鎌倉、室町時代に、船舶から通行税をとった関所があったという関ノ浦へ

分岐から、急坂を5分で海岸に下り立つ 途中綺麗な石積みが残る井戸がありました



砂浜が輝く関ノ浦

かつては店があり、潮待ち休憩所として賑わったそうです



入り江の右に見える鼻まで、磯遊び

鼻を回り込んだ所から、△生里、粟島を見る

 

遊歩道に戻り、室浜分岐を左に見て直進し

遊歩道入り口のチェーンを跨ぎ、竜宮城(トイレです)が建つ仁老浜に出る

集落を抜け、小さく山越えして生里の駐車地点へ


日差しも暖かく、のんびりと景色を楽しみながら歩いたので

思いの外時間がかかったけど、楽しい初歩きでした

本年も宜しくお願い致します

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