2023年02月11日  ”鉢ヶ森”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



土佐の豊永と香北を結ぶ旧街道に聳える鉢ヶ森

北側の梶ヶ森から眺める度に気になっていた尖がり山です

弘法大師や平家落人伝説を尋ね、南側の河野から登ります


登山口(8:20)〜(8:48)岩屋大師(9:02)〜(9:41)〜(10:45)鉢ヶ森(11:04)
(11:41)
1219mP(12:02)〜(12:40)岩屋大師(12:51)〜(13:08)登山口 (4時間50分)



「アンパンマンミュージアム」付近から鉢ヶ森(たぶん右奥の尖がり山)を見る

物部川に架かる暁美橋を渡り、川ノ内川沿いを遡る



松尾への分れを過ぎ、山側の急斜面に「鉢ヶ森大権現」

車道向かいの大岩に「石鎚神社、箸蔵山大権現、波切不動明王」



香北雨量観測所付近に車を停め、「鉢ヶ森」、「御本尊岩屋大師入口、840m→」に従い入山

登山道に入りすぐ、平地を右に30mほど入ると四等三角点中麦(720.51m)



石垣や廃屋を見ながら、植林帯の中よく整備された道を進む

古木が目立つ鎮守の森に祀られた「山の神」

「岩屋大師 これより400m」の道標



登山口から約30分、杉(檜?)木立の先に「岩屋大師堂」

辺りには厳かな空気が漂っています



 堂宇に被さる巨厳(岩)

「弘法大師が村人のため祈願したところと云われている」そうです



鳥居手前から左上へ登山道が続く 斜度が増し、道がやや荒れてくる



深く掘れこんだ道底を覆う岩屑を避け植林帯をゆく

(廃)林道に出会う(右写真振り返る)



林道を横切り、なおも岩屑道を進む  峠手前辺りから、雪が増えてきた 



植林が切れ、前方が明るくなり峠に飛び出す

かつて多くの人や物資が行き交った峠道は、ここから豊永へと下ってゆく

霧氷で輝く鉢ヶ森を見ながら、大展望の稜線を進む

視界を遮るのはミツバツツジだけ、と思うほどの群生です



1219mp手前で小休止 今日はこちらから梶ヶ森を眺めます



1219mp付近にも、花芽をいっぱい付けたミツバツツジ

気温が上がり始めたので、霧氷が落ちてしまわないうちにと、足が早くなる



青空に背伸びする見事なブナ

このところ里山ばかりだったので、ブナを見るのは久し振りです

左から、松尾峠コースを合わせます



右に大ボシ山 奥に矢筈山、寒峰など祖谷の山々



茂ノ森へと流れる嫋やかな稜線の向こうに、高知市街が見える



山頂手前でシンボルツリーの大ブナが、ようこそと迎えてくれます



霧氷のシャワーを浴びながら、ガリガリに凍った急坂を進む



振り返り、梶ヶ森を見る



大山祇神社が鎮座する山頂

「れいほくネイチャーハント」の頂上標識と、三等三角点 鉢ヶ森(1270.5m)

「山名は、安徳天皇が兜の鉢をここに埋めて妖怪を鎮めたとの言い伝えに由来する」そうです

南側の香北の町と太平洋を見ながら、お弁当タイム

日差しはとても暖かく、バッサ、バッサと音を立てて霧氷が落ちていく



梶ヶ森、国見山、中津山など見ながら、物部川と吉野川の水系を分ける稜線を下る



西に石鎚山系 笹ヶ峰が一際白い

手前は、「マルバノキの山」から「風車の山」へと最近愛称を変えた杖立山かな?



1219mpで展望を楽しみながら休んでいたら、ソロの方が登って来られた

さぁ、そろそろ下りましょう 1時間余りで登山口に着けるかな?

ミツバツツジのトンネル、花の時季は通り抜けるのに時間がかかりそうです



途中、岩屋大師で休み、竜さんに見送られ登山口に下りて来た


大展望の稜線歩きに、 大師堂の迫力ある巨岩と、見所いっぱいの鉢ヶ森

そこそこの標高なので雪が楽しめるとは思ってたけど、霧氷はサプライズ!

青空の下、記憶に残る香北の山でした


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