ログのPからSまでは、手書きです
「犬山って?」 戌年は未だ6年も先、干支の山という訳でもありません
犬山は平家伝説が残る東祖谷大枝(おおえだ)集落背後に聳える山で
鉾神社まで車で上がれば手軽に頂上に立てますが
今日は、先週の落合集落に続き、平家ロマンに浸りながら国道から歩きます
(鉾神社まで古道を辿る予定でしたが、ほぼ車道歩きになりました)
P
(8:02)〜(8:48)車道S
(9:02)〜(10:05)鉾神社
(10:26)〜(10:48)天満神社
(11:02)〜(11:27)犬山
(11:45)天満神社
(11:55)〜(12:12)鉾神社
(12:27)〜(13:13)石鎚尺毛神社
〜(13:50)P(5時間50分)
国道439号脇に車を停め歩き始めます
祖谷川に架かる下浦橋を渡り、少し先で枝道へ
眼下に京上集落・・・安徳帝ゆかりの地名でしょうか?
車道終点から古道に入ります
杉枝に覆われた急傾斜の植林帯や、石垣沿いの道
最近、こんなうっと暗い所ばっかりです(ブツブツ)
荒れた谷を横切り、
古道に入って30分、車道に出ます(右写真 振り返る)
「A 3 大枝小学校跡 コミニティー祖谷」と書かれた木の道標
この後、車道沿いにこんな道標が数ヶ所ありました
鉾神社向け直登する古道が続いている筈と捜してみたが分からず、車道を進む
「専売所跡、七人塚、農業体験→」に従い、右へ入ってみます
広場や綺麗な建物があります
左写真の左後方に、「嘉永元年 七人明神」の石碑
「矢上宮 平家の岩屋」の道標 矢上宮は鉾神社のことでしょうか?
安徳帝と平国盛一行が、この地に逃れた際一晩明かしたという岩屋
ぜひ見てみたいと山道に入る すぐ水平道に出会い、まず右へ
廃屋前(右写真)を通り、200m程先の伐採地付近まで行ったが岩屋は?でした
引き返し、反対側は民家で行き止まり
入口の道標に距離表示が欲しい
「石佛」 下る道は藪っぽく、それらしき石は見えない パスします
日当たりの良い法面で目覚めたフクジュソウ 春の日差しに鮮やかな黄色が映えます
「武家屋敷0.5km」の道標の上の、読み難いですが「三宝御崎」が気になります
鉾神社、武家屋敷が近付き、標高は既に800mを超えました
鉾神社手前からの大展望 左に牛ノ背、天狗塚 右に土佐矢筈山
展望を楽しんでいたら、ミニパトがやって来た
武家屋敷巡回中だというお巡りさんと、暫し雑談(職務質問だったのかな?)
犬山のことを訊いてみたが、ご存じなかった
鉾神社社殿背後に、樹齢約800年、県下随一の名木「鉾杉」
平家再興を願って、平国盛が植えたと伝わっている
宝暦13(1763)に建てられた「武家屋敷 旧喜多家住宅」
3月31日まで閉館です
武家屋敷前から、山深い奥祖谷方面を見る
「天満神社へのご案内」
「これより500m(徒歩で約15分)の所に、通称天神さんと呼ばれている天満神社があります」
・・・・以下、文字が色褪せ判読不能です
案内板から50m程先で、神社を周回する道と分れ、右へ
植林帯の斜面を緩やかに進む
「伏せ墓」(のような)石積を過ぎると、道がやや厳しくなる
階段や手摺が設置された参拝道ですが、荒れ気味です
雪が凍った急斜面は慎重に
鉾神社から22分で天満神社 伏した鳥居の奥に拝殿があります
本殿は、
拝殿後ろの岩山に祀られている
右から回り込み、支尾根の鞍部のベンチで小休止
左写真は犬山主稜線方向を撮っています 参拝した後、支尾根を登ります
(ベンチ前に、尾根を横切る道がありますが、復路で、地理院地図の破線と思い、
左に100mほど下ってみましたが、ザレ気味なので引き返しました)
岩場を少し登ると、秋葉神社
断崖の鼻に(ここが三宝御崎?)天満神社
アカマツの枝が視界を遮りますが、神社からは素晴らしい展望です
左に土佐矢筈山、右に阿佐尻山
三嶺、西熊山、天狗塚、牛ノ背と
先週見損ねた祖谷の気高い峰々を十分楽しみました
さぁ、犬山を目指しましょう
ベンチまで引き返し、支尾根を6分で主稜線に出る
犬山へと続く主稜線を進む 左側は、絶壁です
木々の間に祖谷の山々を望みながら、何度かアップダウンを繰り返す
今度こそ、本峰よね!
犬山 (三等三角点 丈山 1072.24m) アセビに囲まれ、展望はありません
もう少し先まで行ってみたいけど、藪っぽいのでここで引き返す
鉾神社まで帰り、矢筈山やサガリハゲ山を見ながら車道を歩く
天満神社が鎮座する岩壁を見上げながら、コーヒータイム
下山途中、若林集落の石鎚尺毛神社に参拝する
縁起等はありませんが、なんで遠く離れた祖谷の地に石鎚神社が祀られてるのでしょう?
日差しを浴びて満開したフクジュソウが、道端のあちらこちらで笑顔を振りまいています
車道をショートカット出来ないかと、古道を捜しながらのんびり歩き、
想定(5時間くらい)以上の時間をかけ、駐車地点に帰る
今日は、ピークを踏み、雪は少なめですが祖谷の雪嶺も眺められました
「福寿草の里」祖谷の、山々や歴史の奥深さに興味が尽きません
歩いた道 ホーム