2023年04月08日  ”工石山巨岩巡り”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る




アケボノツツジが咲き始めた工石山でループを描き

案内図にある巨岩を巡りながら、奇樹も楽しみます


(7:25)〜(7:53)サイの河原〜(8:27)北・南頂上分岐(8:40)〜(9:10)サイの河原〜(9:24)ヒノキ屏風岩
(9:45)赤良木園地〜(10:02)北回りコース合流〜(10:56)北の頂〜(11:34)南の頂(11:51)〜(12:25)
                                      (5時間)



県道16号「棚田フォトスポット 立割」付近の朝靄の風景



ふるさと林道を走り、妙体岩下の登山口に車を停めて歩き出す

工石神社の鳥居を潜って直ぐ右折、サイの河原へ向かう



見上げんばかりの巨岩の基部をゆく



ヒメシャラの木が目立ちだし、沢音が大きくなると



サイの河原 何時もより少し水量が多いです

渡渉して、鏡岩コースへ



森林浴中のスワン号(勝手に名付けました)



大きすぎて全貌が見えない「鏡岩」



巨岩を這うヒノキの根



北・南頂上分岐の桜園地に出て、一休み

北の頂寄りの登山道左で、立ちはだかるのは「サクラ岩」かな?

(岩の天辺に、スミレが一株植わったプランターが置かれていた)



鳥居を潜り、工石神社

(拝殿右後ろの岩が「サクラ岩」なのかもしれません)



南北頂上はまだ寄らず、桜園地から少し下ると、シャクナゲ道に合流

倒木更新し、たくましくなったヒノキです



この木は前から見たらスマートですが、後ろに回ればご覧の通り、立派なお尻です



岩場で、初々しいアケボノ〜♪

青空が欲しいです



ヤマグルマは、トリモチノキともいわれ、彼方此方の岩にへばりついています

下から覗くと根の隙間から空が見え、「天空の窓」と呼ばれているそうです



零れるほど花芽を付けたアケボノが、風に揺れる

咲き始めたばかりなので、このくらいの風には負けんでしょう



共存共栄か生存競争か、木に訊いてみないと分かりません



今日2度目のサイの河原を渡り、ヒノキ屏風岩へ向かおうとしたら

「オン、オン、遊ぼうや」  川下でアシカさん(勝手に名付けてます)が呼んでいる 

北回りコースのトドさんと、遊びたいのかもしれません?



アラ、此方は「タコの八ちゃん」ですか?

岩に張り付くさまが、なんともリアルです



ケーナーの音色に誘われて「ヒノキ屏風岩」

今日初めて会う登山者さんと、暫し談笑します



「凱旋門」を潜って、赤良木園地へ

今にも歩き出しそうです 今度来た時には場所が変わっていたりして



赤良木園地に設えられた木の展望台からの眺めを楽しんだ後

「杖塚へ0.9km→」の指標に従って1分ほど進むと、分岐

「北回り頂上へ1.2km」への道を左に分け、「杖塚→」へ進むと直ぐに赤良木展望台

折角だから、ちょっと上がってみましょう



青空が出て来て、素晴らしい展望が広がっています

右端の鉄塔が建つ山は、三辻山 遠く、赤石山系も見えています



四角い巨岩の上にヤマグルマやツツジが生えているのは、「盆栽岩」

盆栽岩から3分で、北回りコースと合流する



「根曲がり杉」



岩の形が鷲の嘴に似ている「白鷲岩」



「天然ひのき風倒根」



トドの頭に似ている「トド岩」

この辺りのアケボノは、ほとんど蕾でした



お互いにくっついて何十年、仲良しの木です



タムシバは青空が無ければ絵になりません

北の頂上手前でちょっと寄り道 「工石の大鳥」を探します

名前がつくほどの岩ですので、

登山道からの分かれに、標識とか写真とか目印があればいいんですが、何もありません

航空写真で見当をつけたポイントへ 西尾根から分れ、北へ下ると



木が根を下ろした岩の天辺に突き当たる(グランマは此処で待機します)

ここから左右ほぼ等距離で、白く光る巨岩(どちらかが工石の大鳥?)がある筈ですが、

(最近、グランパは思い込みで間違える事が多いので、ちょっと不安)

右(東)は、灌木が煩く見通しが悪い上に、斜面が厳し過ぎます

左を見れば、灌木の中に天柱石のような岩が薄っすら見える



まずは左へと、

名札があっても良さそうな巨岩(基部は見えていません)横の急斜面を下る



50mほど横駆けすると、これが「工石の大鳥」?

案内図のイラストは、上部が反り返りキノコのような形ですが・・・見えなくも無いかな

下降点まで戻り、もう一つの岩を確認したいですが、もうしんどい

今日は、これを「工石の大鳥」ということにしときます



北の頂 石鎚山(左端)から赤石山系までスッキリです



北の頂から南の頂へ 遠回りになりますが、西面の迂回路を歩きます

工石山のヒノキは全て、「根元アート」を競っています



巨岩に根を下ろしたヒノキ一家の団欒



南の頂から、高知市街地方面

傍に貫禄の一等三角点、工石山(1176.39m)



北から綿菓子のような雲が流れてくる

着いた時は5人くらい居ましたが、それぞれ出発されて今は貸し切り状態です

もっと賑わっても良い時間帯なのにと思いながら、のんびりお弁当を食べ寛ぎます

さぁ、後は下るだけ 妙体岩へ寄っても、30分程でふるさと林道に下りられるでしょう



妙体岩の背中を這うヒノキ

ヒノキが、岩だらけの過酷な環境を楽しんでいるとさえ思えてくるから不思議です



妙体岩がご神体の、工石神社



社殿背後に覆い被さる妙体岩を見上げる



妙体岩に見送られ登山口に下りて来た

今日は工石山登山の基幹ポイント「杖塚」を踏まない、頂上周辺の岩&奇樹巡りでした


歩いた道  ホーム