2023年09月09日  ”白峯寺”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



まだ元気な夏花に交じって、庭のシュウメイギクが咲き始めました

厳しい暑さが続いてるけど、今日は「重陽の節句」

古来より、薬草でもある菊を愛でたり、食したりして

不老長寿や繁栄を願ったので別名「菊の節句」とも言われます

さて今日は、青海神社から「西行法師の道」を歩いて白峯寺へ

その後、奥之院毘沙門窟、二つの三角点と周回する積りでしたが

倒木やスズメバチの巣があるとかで、白峯寺〜古田間が通行不可

長いモノ4匹に遭ったりしながら、2時間ほど歩いて来ました


青海神社(7:35)〜(8:11)崇徳天皇陵(8:24)〜(8:37)白峯寺(9:10)〜(9:40)青海神社
                    (2時間5分)



「崇徳天皇」の扁額がかかる
鳥居を潜り、青海神社(煙の宮)へ

御祭神は、崇徳天皇と母堂・待賢門院

長寛2年(1164)918日 戌の刻、崇徳天皇の玉躰を白峯山稚児ヶ嶽で荼毘に付した時

その紫煙が山麓に棚引いてゆき霊玉が遺された地に「崇徳天皇煙の宮」として造営される



2004年に建設された参道には「西行法師の道」「崇徳天皇白峯の陵」の石柱が建ち

御陵まで、 歌碑88基、石灯籠93基が並ぶ

崇徳天皇辞世  思ひやれ 都はるかに 沖つ波 立ちへだてたる 心細さを



朝から暑い! 県道出合に建つ東屋で、汗をぬぐいながらお茶休憩



稚児ヶ滝入口で睨みを利かす不動明王

アキノタムラソウ



延々と石段が続く 一体、何段あるのでしょう?



杉木立に囲まれた崇徳天皇白峯御陵

先程までとは打って変わり、清涼な風が心地良い



御陵左側の山に、年代を感じる五輪の塔

下ってゆくと、稚児ヶ滝の落口

落ち葉が乗った斜面は滑りそうで、ちょっと恐い



樹間から、青海町界隈が垣間見える



白峯山の守護神・相模坊天狗が護る、崇徳天皇霊廟・頓証寺殿

仁安3年(1168)、西行が白峯御陵を訪れる



松山の 浪のけしきは かはらじを かたなく君は なりまさりけり

御陵遥拝所前にて、経文を奉じ、歌を詠み申し上げる

院のご返歌 松山の 浪にながれて こし船の やがてむなしく なりにけるかな

西行は、
怨霊となられた院に仏縁に繋がるようお薦め申し上げる歌を詠む

よしや君 昔の玉の 床とても かからんのちは 何にかはせん



本堂への石段横に、鐘楼堂

晩秋には眩いばかりの紅葉を纏って、それはそれは素敵です



御本尊千手観音を祀る第八十一番札所 白峯寺

善如龍王が祀られた祠



風格ある山門を潜り、手指道標に従って第八十二番札所根香寺へ向かうへんろ道をゆく

 

根香寺道は、スズメバチや倒木のため通行不可との喚起板



少し先に、頑丈なゲートが設置されており、これ以上は進めません

残念ですが、引き返します

源頼朝が建立したと伝わる白峯寺十三重石塔を見て、青海神社に下りてゆく


神社から、車で移動



県道から、青海町界隈を見る

稲穂が黄金色に実り、長閑な風景です



雄山、雌山の向こうに、瀬戸大橋



自衛隊演習場付近の広い路肩に車を停め、毘沙門窟へ

県道から100mくらい入ったところの三叉路(古田)に、白峯寺と同様の通行不可の喚起板と

八十番国分寺、八十一番白峯寺、八十二番根香寺の手指道標が建つ



丁石地蔵やへんろ道標が佇むへんろ道を緩やかに下ってゆくと



白峯寺まで500mの所に、立派な奉献毘沙門天の常夜燈が建つ

此処でへんろ道を逸れ右折、少し下れば二基の燈籠が迎えてくれる

其処から先は、激下りです



巨岩に護られるように佇む、白峯寺奥之院 毘沙門窟

遠回りになりましたが、洞窟の中に祀られた毘沙門天を拝することが出来ました


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