今日は、剣山旧表参道を歩いて一ノ森へ
先週歩いた「剱山本宮奥まいり」H〜Sに続き、@〜Eを尋ねます
コリトリ
(7:25)〜(8:32)龍光寺
〜(8:40)剱神社
〜(9:41)追分
(9:55)〜(10:57)一ノ森ヒユッテ
三角点・山頂
〜一ノ森ヒユッテ(11:23)〜(12:16)追分
〜(13:08)龍光寺
(13:25)〜(14:20)コリトリ
(6時間55分)
木屋平谷口の国道439号傍に、龍光寺本堂
コリトリ手前に、「剱山本宮奥まいり」@槇渕神社
登山口のコリトリ(垢離取)に到着
国道439号は、現在の剣山メイン登山口見ノ越向け、どんどん高度を上げますが
かつて、修験者や登山者は、この河原で身を清め、一ノ森を経て剣山を目指したそうです
橋の袂に車を停め(他に車無し)、舗装林道を歩き始める
300mほど進んだところが、取り付きです
エェー、こんなところ登れるの?
林道からだと道があるようにも見えませんが
法面上に上がると、薄い踏み跡が続いていました
この後、林道を5回串刺し、ストレートに登ります
車道を横切り、えぐれた急斜面を登ってゆく
2回目の車道を横切っても、相変わらずの斜度です
登ってきた急斜面を見下ろす
3回目の林道出合い手前に建物跡 この辺りは行場だったそうです
直ぐ先の、石積が残る岩場を見上げると、
「剱山本宮奥まいり」A龍光寺身代り不動が輝いています
この辺りまでがきつかった
ここからは、トラバース気味になり少し傾斜が緩みます
旧表参道に取りついて50分、5回目の林道に出合う
紅葉や、一ノ森方面を見ながら林道を進むと、龍光寺の森が見えてきた
境内入り口の鉄門前に、車が2台停められています
東には、端正な東宮山
「剱山本宮奥まいり」B龍光寺富士の池本坊
「修験道根本道場」の門柱を見て、気を引き締め聖域に入ります
「富士の池」
傍らに、「藤之池八大龍神王」の石碑が建つ
「ハミの窟」
マムシを閉じ込めているんでしょうか?
巻淵大権現や剱山水行場を見て、龍光寺本坊への広い石段を上がる
本坊左奥の斜面から登山道に入る 小さな木の道標有
登山道から、本坊と富士の池谷を振り返る
本坊から5分、「剱山本宮奥まいり」C本社剱山本宮剱神社
右は、剣山大先達川口重兵衛の像
社殿左、注連縄を潜って登山道に入る
良い雰囲気の森を上がってゆく
剱神社から10分で林道に出る この辺りが行程の中間点かな?
えっー、
奥にRV車が一台停まっている! 此処まで車で来られるんじゃ
「一の森ヒユッテ 後○○分」って書かれてた案内板
すっかり傷んでしまい字も読めないけど、懐かしい
林床には落ち葉がいっぱい これからもっと厚みを増しそうです
神のブナの風格が漂う
温暖化で四国の大ブナが枯死してゆく中、貴重な一本です
「剱山本宮奥まいり」D追分(標高1500m位)
行場方面への横駈道は通行止めで、今は歩けませんが
ちょっとハラハラしながらも皆で楽しく歩いたのは、もう16年も前のことです
森の風格を高める苔むす大ブナ
一時視界が開け、北に丸笹山、赤帽子山が見える
にくぶち峠分岐
針葉樹の森を抜け、立ち枯れ木越しに
天神丸や城山へと続く剣山スーパー林道沿いの山々を見る
剣山には霧氷が付いている
このまま青空が広がると思っていたんですが・・・甘かった
霧氷の欠片が風に乗って飛んでくる
流れ落ちる笹稜線の向こうに、権田山、平家平など槍戸アルプスの山々
清流穴吹川を囲む山々を背負って、一歩一歩
もうヒュッテは近い
北面に霧氷を付けた一ノ森頂上と、ヒュッテの青屋根が見えてきた
ヒュッテ前の小高い丘に、「剱山本宮奥まいり」E一ノ森神社
この後、「奥まいり」は、
F剱山本宮二ノ森神社
G経塚森
H頂上の宮剱山本宮宝蔵石神社
と続きますが、今日はここまで
ヒュッテ横から少し上がれば、三等三角点 一ノ森 (1879,55m)
山頂から、一ノ森ヒュッテを見下ろす
あの屋根色のような空が欲しいんですが、先週の剣山に続き今日もガスです
ヒュッテ前で暫く待ったけど、晴れそうにないので下山します
大きなブナに手招かれ、右へ左へウロウロ
炎の色は違いますが、全ての木々が燃えています
ブナ、ホウノキ、カエデ、シロモジ等々、目を見張らんばかりの美しさです
私も仲間に入れてよと、マムシ草も小さく燃えています
フカフカの落ち葉に座って、ワンシーズン分の紅葉を目一杯楽しみました
龍光寺で大休止後、林道沿いの紅葉も楽しみながら下りてゆく
一箇所だけショートカットし、登山道を覗き込んだり、イワタバコの痕跡を見たりと
のんびりでしたが思ったほど時間はかからず、1時間弱でコリトリ橋に着きました
久しぶりの標高差1000m超え(累積1237m、距離10.1q)の
旧表参道
見どころも多く楽しかったけど、ちょっとしんどかった
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