2023年12月10日  ”石鎚神社から白山神社”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



今日の目的は、3つ

秘境駅と言われるJR土讃線新改(しんがい)駅から電車に乗る

「四国のみち・八王子さくらのみち」の石鎚神社を尋ねる

大法寺(村)の北に聳える山に祀られた白山神社を尋ねる

朝5時半、眠い眼をこすりながら家を出ます


土佐山田駅(7:15)〜(7:26)八王子宮(7:31)〜(7:53)石鎚神社・山頂(8:14)
(8:34)
油石休憩所(8:42)〜(9:36)大法寺休憩所(9:48)〜(9:55)白山神社鳥居
(10:39)
白山神社(10:53)〜(11:16)△大法寺〜(11:55)新改駅 (4時間40分)



スイッチバックして、 JR土讃線新改駅に7時発の土佐山田行きが入ってきた

高知方面へ行くのは一日に3本で、次は15時33分、19時35分です

午前中にもう一本あれば家をゆっくり出られたんですが、秘境駅ですから仕方ないですねぇ



土佐山田駅から「四国のみち・八王子さくらのみち」を歩く

室町時代に近江国から勧請したと伝わる八王子宮の立派な鳥居を潜り境内へ

桜の名所で、「山田の八王子さん」と親しまれているそうです



たくさんの境内社が祀られた八王子宮を通り抜け

石鎚神社が祀られている山を目指す



少し広い車道に当たったところに、四国のみち道標「石鎚神社 0.6q→」がある

道標に従い右折して3分で、石鎚神社の案内板



神社の少し手前に、役行者が祀られた祠がある



鬱蒼とした森の中に、石鎚神社

明治40年、愛媛県西条市石鎚神社より先達、一般信者の遥拝所として勧請された社です
3月15日、6月15日、10月15日の大祭には広く県下各地より数多くの老若男女の参拝がある
なお、奥之院巡りとして、頂上、油石の岩山に36王子の石像を祭っている
(案内板より)

石鎚神社にお参りし、ベンチに腰かけて小休止

衣服調整してから急な階段道を上がってゆく



段差の高い石段を頑張り、三つ目の鳥居を潜って左の参道を行くか

そのまま鳥居の後ろの短いオクサリをかければ、祠が祀られた山頂



あちらこちらの岩の上に、石鎚大神や不動明王、役行者の石像が鎮座し

石鎚神社と刻まれた祠が二基祀られている



祠越しに、香長平野や太平洋を見る



「四国のみち」は、山頂を越え北へと続く

ヤマモモの巨木に圧倒されながら、よく整備された道を進む



山頂から600m程下りてくると、土佐山田GC

木の柵で仕切られた遊歩道を進む



多少のアップダウンを熟し、登り切ったところが油石休憩所

折角の展望台ですが、成長した木々に視界が遮られ展望は有りません

 「←2.4q 八王子宮  大法寺休憩所 1.8q→」



前方にクラブハウスが見える車道に下り立つ



駐車場を通り過ぎ、山道に復帰し登ってゆくと 「36皇子像→」

その先に、石像が鎮座する

この辺りも、石鎚神社の奥之院のようです



標高200mほどのピークに鎮座する、秋葉大権現



林を抜け、頂上付近に朝霧が残る甫喜ヶ峰方面を見ながら小休止



長い階段道を下り、県道に下りて来た



「四国のみち」道標に従い、県道と分かれて左折

苔むした道に落葉が積もり滑りそうで歩き難かったけど、近道です



土佐山田町大法寺の集落が見えてきた

ビニールハウスのところで県道を横切り、写真右のこんもりとした森をゆく

白山神社が鎮座するお山は、背後右のピークかな?



大法寺休憩所手前に、三基の常夜灯が建ち

「文政元年建立の観音」 「山田郷鎮守 白山妙理大権現社」の文字が読み取れる



道から少し上がると、広々とした大法寺休憩所 

朝が早かったのでお腹が空いてきた、サンドウィッチ休憩とします

この後、県道に出て右へ



「四国のみち」(県道)と分かれ白山神社の鳥居を潜り、石段を上がってゆく



参道らしい雰囲気の掘割道が続く



整然と積まれた石垣が残る

思ってたほど道は傷んでなくて、これなら楽勝って思ったんですが・・・



段々、怪しくなってきた



この木は跨げませんので、潜ります

小さな流れを横切ったところで、左に延びる道を分け直進

傷みの酷い作業小屋?横を登ってゆくと、石段が出てきた



正面の石段を上がれば、大法寺観音堂

右の石段を上がれば、鳥居の奥に白山神社

二手に分かれて参拝します



境内には、白山神社、大法寺観音堂(寛永16年の棟札が遺る)、木馬堂(厨子)が並ぶ

いずれも、文化文政時代の特色を備えていて町指定史跡である

長宗我部地検帳に拠ると、大法寺は行基菩薩が刻んだ観音像や白山妙理大権現が祀られ

神仏習合の名残を留めている(土佐山田町史より)



社殿を振り返りつつ後にしたところで

写真右隅に 「伝武田勝頼墓 (下に降りる) →」の標識

竹林の中に付けられた道を下りてゆくと



武田神社の扁額が架かる鳥居の奥に、武田四郎勝頼の墓が在る

勝頼は、父・信玄の死により家督を相続し、甲斐武田氏を率いたが

天正10年、信長の侵攻により天目山で果てたと伝わる



車道を少し歩き、適当に右に入って三角点へ

雑木林、巨岩帯を抜け、電波塔前の林道を奥に進むと二つ目の電波塔に出た



引き返し、右斜面を登ると、三等三角点・大法寺(419.76m)



林道を下り、最奥民家のところで神社への車道に出合う



展望も無い車道ですが

最奥民家前の紅葉が眼を楽しませてくれる



車道に下り立ってから30分ほどで、新改駅に帰ってきた


土佐山田で食事をし、昨年11月オープンした香美市立図書館「かみーる」で

土佐山田町史を見せてもらい、本日の山行の復習をしました



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