2024年01月06日  ”阿波のまほろば・辰ヶ山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



土佐、讃岐に続き

「まほろば」ロマンを求めて、今日は、徳島市国府町を歩きます

2024年は「甲辰(きのえたつ)」

この「甲」と「辰」が合わさる甲辰の年は、

「勢いよく活気あふれる年」、「上昇の勢いがあり成長していく年」です

初登りに相応しい辰の山から、まほろばの里を眺めます



辰ヶ山を見ながら、鮎喰川に架かる梁瀬橋を渡る

「River Side Camp NEW-TA」手前の広場に車を停め歩き始める

P(8:45)〜(9:35)辰ヶ山〜(11:37)気延山〜(12:30)茶臼山〜(12:50)△尼寺
〜(12:55)下山〜(13:10)国分尼寺〜(14:00)国分寺〜(15:15)P  (6時間30分)




住宅地に入り、林農園さん横の小道を上がる



この上に登山道があるはずよと、萱藪に分け入る

(ここは左に行ったら良かった)



木を掴んで、背丈より高い石垣を登る

ロマンどころではありません もっとスマートにスタートしたかった



鉄塔巡視路に出る

あの橋を渡ればいいものを、

手前に直登道があったので進んでみたが、行止りで引き返す



橋を渡ると、緩やかで快適な道になります



この鉄塔を含め、下山までに9本(だったと思う)出合いました

東側に国府変電所があるので、この山域は鉄塔銀座です



鉄塔から6分、分岐を左へ 少し下ると石積に祠、何でしょう?



小さく登り返すと、

祠が祀られた辰ヶ山山頂 (四等三角点 辰ヶ山 197.2m)

山頂に祠があると、竜神さんか権現さんかと思いたくなるんですが、さて?

頂上周りは雑木に覆われ、眺望は一切無し



分岐まで戻り、尾根を進む



鉄塔を潜る



伐採地から気延山(右)を見る



168mp手前から、どんどん下って(道がやや薄いところがあります)



登り返す

168mpを通過する破線を通れば、もっと楽だと思いますが・・・

道は無いのかな?



鉄塔を潜り、なお登る 振り返ると左奥は西龍王山?



やっと、下り始めた

 此処まで、10分ほどの登り返しがきつかった

鉄塔を過ぎ、ドンドン下ると



獣避け柵がある下山口

通れそうにないのであちらこちらをウロウロと、柵を抜けるのに20分ほどロス

辰ヶ山は、干支の山というより入口、出口で苦労した山として記憶に残ります



県道123号に出て、左へ

遊具がある広場右の、内ノ御田集会所前から鉄塔巡視路に入る



今度はすんなり登山道に乗れました

振り返れば、右奥から辰ヶ山が見送ってくれる



獣避け柵をすんなり抜け、振り返る



尾根筋をストレートに登り、標高110m付近で左に振ると鉄塔



右から阿波史跡公園からの道を合わせると、

落ち葉が掃かれ、よく踏まれた道になる



再び分岐 右気延山頂へ



不動明王



気延山(きのべやま)山頂 (四等三角点 行者森 212.25m)

祠や石像が並び、山岳信仰の歴史を感じます



頂上から100mほど進むと、東の峰展望台



生憎、雑木に囲まれ展望はありません

眉山と気延山塊に囲まれ、鮎喰川が悠々と流れる「阿波のまほろば」の風景が

見えるかなと期待していたのに、残念!



引き返し、大きな鉄塔(四電阿波国府線 NO31)から北尾根を下る



見事なヤマザクラ



鉄塔を過ぎ、分岐

道なりに直進(神宅神社方面)してしまい、引き返し右へ



「白鳥神社→」を左に見て、鉄塔を過ぎ、



尾根をどんどん下ると、鞍部

はっきりした道はありませんが、正面のコブ向け駆け上がると



茶臼山(75m)

1186年、佐々木経高によって築城されたといわれる鳥坂城(茶臼山城)跡です



鞍部に戻り、じぐざぐ下ってゆく



「文政四年 奉供養馬頭観世音」と刻まれた板碑



車道に出る 

登山口に「鳥坂城跡」の石碑と、「気延山1.4q」の小さな木のプレートがある



車道向かいが、三角点尼寺の山です

「尼寺古墳群」の石碑横から山に入る



石垣、石碑、墓いろいろあります



鉄塔横の笹藪の中に、



四等三角点 尼寺 41.4m 

山名は?ですが、ロマン漂う三角点名です



三角点から北へ下る 道はなんとなく分かる程度です



国道192号 尼寺交差点少し西に出た

近くの御瀧神社で小休止し、

国分尼寺跡や国分寺を尋ねながら駐車地点まで山裾を歩く

気延山東麓は、遺跡、史跡、社寺が多過ぎて

すべて尋ねるには時間が足りません



阿波国分尼寺跡 右後方は三角点尼寺の山



阿波国分尼寺跡の石碑



国指定史跡 阿波国分尼寺跡説明板

現在、中心伽藍である金堂基壇の復元工事をしているそうです



八倉比売神社の大鳥居前を通り、さらに南へ

四国霊場第十五番札所 国分寺



阿波国分寺跡

かつては「東大寺式伽藍配置」を有し、広さは2町四方にも及んだそうです

慈眼寺、第十四番札所常楽寺にも参拝し、鮎喰川左岸を歩き駐車地点に帰る

2時間20分ほどの車道歩きでした


阿波史跡公園や第十六番観音寺に寄り、

王朝時代、国司政庁がおかれたという「府中の宮」へ



大御和神社



国庁がおかれ、国分寺や国分尼寺が建立された阿波国の中心国府町

古墳時代から現代まで、悠久の時が流れる「まほろばの里」歩きでした



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