2024年06月02日   ”紫雲山・栗林公園”


この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用。承認番号 平18総使 第582号る



今日は国の特別名勝に指定されている文化財庭園、栗林公園へ

花しょうぶまつり開催中の本日は、浄瑠璃人形も演じられる

紫雲山で軽く汗を流した後、のんびり公園を散策しましょう


東門駐車場(8:35)〜花しょうぶ園〜(8:57)北門〜(9:02)登山口・稲荷神社〜(9:24)稲荷山
〜(9:38)小鳥の泉(9:45)〜(9:51)室山〜(10:09)周回道〜(10:34)北門  (2時間)



東門駐車場に車を停め、東門(切手御門)から入園

先ずは、花しょうぶまつりが開催中の群鴨池・花しょうぶ園へ

江戸時代には鴨猟に使われた園内最大の池です

見頃のハナショウブが水辺を彩り、見応えあります



永代橋を渡ると、水面に紫雲山を映す芙蓉沼

ハスの立ち葉が背伸びして、もう少しで花芽が出てきそうです



栗林公園北門から出て、200m〜300mくらい北へ進み

稲荷大明神の赤い鳥居を潜る

鳥居横に「峰山・紫雲山ハイキングコース案内概要図」が設置されているが

字が薄くなっていて、読み取りにくい



JR栗林公園北口駅に入ってきた電車を見ながら、山道に入り

要所、要所に設置された「紫雲山ハイキングコース→」の指標に従い進む



稲荷山頂上(166m)

山頂には、ヒメレンゲがいっぱい!



山頂から南へ、ほとんど展望はありませんが

高松市街、遠くにクレーター五座が霞む



峰山ハイキングコースとの出合に、「小鳥の泉」

折角のベンチだからと休んでいたら、可愛い囀りが聞こえてくる

泉から5分ほどで、室山 (四等三角点 紫雲山199.84m)

室山を越え、東斜面を下りてゆく

2016年、峰山公園、石清尾山から歩いてきて、締め括りは栗林公園の紅葉と

下りていたら、数匹の野犬に出遭って引き返した道です

今日は大丈夫かな?



落ち葉に覆われた急斜面は、おむすびころりんになったら止まりそうにないけど

ありがたいことに、ずっとロープが設置されていました



20分弱で周回道に下り立ち、北へ向かう

西国第十二番 近江国 岩間寺のご本尊千手観世音が佇む



右下に栗林公園が見えてきた

多分、真下の水の流れは西湖で、南梅林辺りだと思います

公園が見えて10分弱で、北門駐車場付近に出ました



北門から再入園し、花しょうぶ園を回って



商工奨励館北館で開催された「香翠座デコ芝居公演」を鑑賞 

天保4年、讃岐円座に生まれた香翠座は、浄瑠璃人形を演じる一座です

幕末期に高松藩連枝松平頼該公が保護するも、戦争などにより衰退するが

伝統芸能を受け継いでいこうと、昭和63年保存会が結成され活動している

演目は、「傾城阿波鳴門〜巡礼歌の段〜」

徳島藩お家騒動に巻き込まれた阿波十郎兵衛、お弓夫婦は大阪玉造に隠れ住んでいた

3つの時に別れたお鶴が巡礼姿でやってくるが、親子の名乗りも出来ず

涙を呑んで別れるお弓だが、お鶴が歌う巡礼歌にたまらず後を追ってしまう



西湖のスイレン



優雅に泳ぐ錦鯉



唐詩「水を掬すれば 月手に在り」から命名された、掬月亭は、

歴代藩主が大茶屋と呼びこよなく愛した数寄屋造りの建物です



飛来峰より見る、南湖、掬月亭、月橋

江戸初期の回遊式大名庭園として、雅趣に富み美しい

南湖を周遊する舟遊びも、楽しそうです



芙蓉峰から紫雲山(室山・稲荷山)を見る

北湖畔を取り囲む松の緑が清々しい

園内には手入れの行き届いた松が1000本も植えられているとか

殿様気分に浸りながら、一歩一景の変化に富んだ景色が楽しめました


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