2024年09月07日  ”皿ヶ嶺”


この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用。承認番号 平18総使 第582号る



今日は、白露です

いつの間にかセミの鳴き声が虫の音に代わり、朝晩は少し凌ぎ易くなりましたが

日中の暑さは相変わらずで、いまだに猛暑が続いている

昔から暑さが和らぐ目安とされてきた彼岸の入りまで、後10日ほど

夏バテにならないように、秋風が吹くお山で軽く汗を流してきましょう


P(7:10)〜(8:18)十字峠(8:30)〜(8:49)皿ヶ嶺(9:00)〜(9:21)竜神平(9:42)〜(11:14)P
         (4時間5分)



上林森林公園の駐車場は、冷んやりと心地よい

準備して、風穴登山口へ

車道沿いのタカネハンショウヅルは、蕾をたくさんつけていますが

萼片(がくへん)がクルリンと反り返る可愛い姿には、もう少しかかりそうです



風穴(かざあな)からの冷たい空気が流れ込む石堀

真夏には、涼みながら「ヒマラヤの青いケシ(メコノプシス)」を楽しむ人で賑わったことと思います



オオバヨメナ?



ハガクレツリフネソウ



シコクブシは咲き始め



レイジンソウ

風穴から引地山分岐まで、花々を楽しみながら汗もかかずに歩いてきましたが

分岐から尾根までは、短いけれど急坂です



かたい蕾のオオバショウマ?



春にクマガイソウやナベワリを楽しんだ場所は、オタカラコウの特等席



朝日を浴びて嬉しそうな、ミヤマウズラ



卵みたいなキノコ

真っ白で綺麗ですが、白いキノコは要注意だとか


十字峠でバナナ休憩後、山頂へ向かう

取り付きから暫くは笹が駆られていたけど、登山道を隠すほどに茂ったところも

「白露だねぇ〜」と笹をかき分け、びっしょりになりながら登ってゆく



背伸びしたススキが爽やかな風に揺れ、秋を演出してくれます



ミゾソバ 一つ一つは小さいけれど、群生は見応えあります



キュートなお顔の、アキチョウジ



二等三角点 行長(1270.5m)



笹の中に、白いキノコ

シロタマゴテングタケかコタマゴテングタケのような気がします

いずれにしても、猛毒種です



三角点から5分で、皿ヶ嶺山頂(1278m)

アキアカネが忙しげに飛び交っています



鈴なりのヤマナシを見て、絵本「やまなしもぎ(平野 直著 大田 大八絵)」を思い出した

病気の母親に食べさせようと、ヤマナシを採りに行く兄弟のお話で

兄二人は沼の主に吞まれてしまいますが、老婆に親切にした三郎は不思議な力を貰い

ざらんざらんとなっているヤマナシをもぎ、沼の主を退治し兄たちを助けて無事に帰ります

子どもたちに読んでやったのは、半世紀ほども前のことです



ブナの道



竜神平



キンミズヒキ



オニユリ



ヌマトラノオ



竜神平でのんびり寛いだ後、湿原をゆく



アキノキリンソウ



ツリガネニンジン



ハンカイソウの花後

湿原を抜け雰囲気の良い森に入って暫くすると、「←風穴・上林峠→」の標識がある



分岐を、左へ

ミヤマノダケ



ブナの三頭木、この森のブナはスタイルが良い

賑やかに囀る鳥の声を聴きながら、癒しの森を歩く



たくさんの方々とすれ違いながら、下山

駐車場手前で、可愛いヤマジノホトトギスが迎えてくれました

ゆっくりと、秋が進んでいますね〜♪




米不足が解消されるかなと、 刈り入れが済んだ棚田を見ながら帰路に着きました


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