2024年10月13日  ”中津明神山”


この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用。承認番号 平18総使 第582号る



暑さもようよう落ち着き、体育の日の三連休は行楽日和〜♪

紅葉も気になるけれど、今日は尖りお山から大展望を楽しみます


P(7:00)〜(7:05)登山口〜(9:19)中津明神山(9:51)〜(11:47)テイクオフポイント〜(12:05)P(5時間5分)



自宅から2時間で、吾川スカイパークキャンプ場着 

三連休中日の晴天とあって、キャンプ場には車が溢れています

路肩に車を停め、青空に向かって出発です



2023年8月1日に除幕式が行われた「牧野富太郎博士 ヤマトグサ発見の地」記念碑



NHK連続テレビ小説で一躍有名になった牧野博士の「ヤマトグサ」



「大山祇神社のトチノキ」の看板を見て谷を渡る

登山の前に、先ずは大山祇神社に参拝

「ヤマトグサ(4月下旬〜5月初旬に開花)は、この境内で発見されたとか

毎年11月には、平家落人伝承と謂われる名野川磐門神楽が奉納されるそうです



神社を後にして、車道を横切り登山道に入る



直ぐ車道を横切る



何の鳥居だろうかと思いながら、通り過ぎようとしていたら

「ちょっと待ちよって」と、グランパが鳥居を潜ってゆく



「オ〜イ」と呼ぶ声に行ってみると

立派な自然石の祠が在り、新しい紙垂が下げられている



祠には、石鎚大神と石鎚蔵王大権現が鎮座していました

思いがけない出会いに感動! 足取りも軽くなります



車道を横切る(登山口から6回目)

この先、次の車道に出るまで標高差約400m(1時間)のきつい登りが待っています



展望の無い植林帯を黙々と、段々傾斜が急になってくる



急斜面の途中、苔生した丸太を乗り越えると荒れた作業道に出合う

腰かけて休むのに丁度良い? バナナ休憩にしましょう



尚も植林帯を頑張り、コンクリート道に飛び出すと、直ぐ右の茂みに登山道が続く

コンクリート道(地図の破線)を進めば、車道に出ると思います



やっと自然林になり、林床が賑やかになってきた



車道に飛び出し、直ぐまた登山道へ入る

何度か車道を横切りましたが、下山時は此処まで車道を歩きました



いよいよ山頂までラストの笹尾根歩きです

リンドウやヤマラッキョウを楽しみながら歩いている内に

レーダードームが近付いて来た



振り返れば、不入山(右の尖り) 他は?です

爽やかな風が心地良い



鳥居を潜り、山頂へ



山頂の石祠に祀られているご祭神は、石鎚毘古命と大山祇命



奈勝大明神が祀られた祠



展望は第一級、三角点も一等三角点(中津明神山 1540.6m)です



天空の林道の先には猿越山、西雑誌山、水ノ峠と続き

その背後に石鎚山系がそそり立ち、雄大な景色に圧倒される



西を見れば、天狗高原、大野ヶ原、大川嶺



奈勝大明神の鳥居から林道へ下り、景色を楽しみながらお昼にします

愛媛側の登山道を確認して、山頂をグルっと一回り



石鎚の雄姿に見惚れていたら、目の前に長いものがニョロニョロと

「キャー」

そんなカーブのところで急に出てきたら、車に轢かれますよ



水ノ峠ルート、第4テイクオフポイントへと続く天空の林道を左に分け、下りてゆく



真下にキャンプ場、はるか遠くに剣山系の山々

十数年前の3月、雪景色の山々を楽しんだ後、車道を東斜面まで下りてきたら

雪崩で法面や路面が埋まり、キャンプ場まで白い滑り台が出来ていたので

すごすごと山頂まで引き返し、笹原の尾根道を下ったことを思い出す



この辺りは紅葉が始まったばかり、淡い色合いの木々を楽しみながら林道を歩く



今夏の酷暑にもかかわらず、ブナの実は豊作です

無事に育ってほしいと思いますが

ブナは冷温帯で育つ木なので、地球温暖化に伴い降雪量が減ると生きてゆけません

雪が少ないということは、乾燥に弱いブナの種子にとっては死活問題なのです



登山道に復帰する前に小休止していたら、パラグライダーが優雅に飛んでいる

フワフワと空中散歩、気持ち良いだろうなぁ〜



転石の多い急斜面を何とか転ばずに下り、また車道歩き

シラネセンキュウ?が咲く涼しげな沢、中津渓谷まで流れてゆくのでしょう



初心者用のテイクオフポイントから30mほど下の広場が、着地点

さっき、空を飛んでいたパラグライダーが無事にフライトを終え着地したようです


爽やかな秋晴れの下、大展望や秋の花々を楽しめた中津明神山

思いがけないところで蔵王権現さんにも出会え、充実した山行でした


中津明神山の花々



アキチョウジ



ジンジソウ



アキノキリンソウ



ヤマラッキョウ



イブキトラノオ



リンドウ



ツリガネニンジン



シコクフウロ



アケボノソウ



アケボノシュスラン



ニセツクシアザミ?



ノコンギク


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