2006年08月04日 伊吹山(滋賀県)
滋賀県と岐阜県との県境に聳える標高1377mの伊吹山は
日本百名山の一つに数えられる滋賀県の最高峰
約3億年前に海底火山として出来、サンゴ礁が変化した石灰岩の塊で
山頂からは、北に若狭湾、南に伊勢湾が望める
地質に加えて、日本海側の気候と、太平洋側の気候が入り混じり
約1000種類にも及ぶ花の宝庫だそう
名前の一部に「イブキ」とつく植物だけでも30種近くある
省エネコースで夏の花、満喫〜♪
関ヶ原から伊吹山ドライブウェイで9合目まで行き、そこから遊歩道を歩く
あらら、こんな所にも芭蕉さん
夏の山頂には、およそ200種類の花が咲く「お花畑」が広がる
世界でも伊吹山にしか分布しない植物が10種類近くあるそう
琵琶湖が見える筈なんだけど〜
背伸びしてみようかな
虎の尻尾と見間違えそうなイブキトラノオ
存在感のあるコオニユリ
儚げなカワラナデシコ
もう直ぐ、山頂
アキノキリンソウも咲き出した
エゾフウロ
イブキフウロ
クサフジ
咲き残っていたキンバイソウ
一面のシモツケソウ
南側は、オオバギボウシの斜面が白く光る
イワアカバナ
シモツケソウ、メタカラコウ、シシウドなどが所狭しと咲き誇る
百花繚乱の山頂お花畑
花々を育んできた石灰岩も顕な山頂には
何故か、日本武尊が祀られていた
直下に駐車場が見える
ドライブウェイの途中で、三脚を構えた沢山のカメラマンを見かけたが
この山域には天然記念物のイヌワシが生息しているらしい
豊かな自然が残っていないと生き延びることが出来ないので
山の開発が進んできた現在、個体数は年々減少しているそうだが
2mにも及ぶ大きな羽を広げて飛ぶ様も見てみたいな
頂上から、花を楽しみながら駐車場まで下りて行く
日差しは強いが、心地良い風が吹いている
クガイソウが手を振って見送ってくれた
天気は最高、山頂周辺を一周2時間の
美味しいとこどりの旅でした