三ツ森峠から平家平を目指すのは、アケボノとカタクリを見に
三ツ森山・平家平・冠山・なすび平と周回した
2008年4月29日以来、およそ5年振り
さて、雪の塩梅はどうかしらん? 風も強い所だから、雪庇も育っているかな?
素足で無理な様だったらブナ散策&三ツ森山に切り替えようと、中七番にやって来たら
準備中の伊予の鈍亀さんご夫妻にバッタリ 「おはようございます」
平家平に登られるそうなので、急遽ご一緒させて頂くことにしました
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路肩に車を停めて準備し、ご夫妻の後を追う
展望が開けた所から白く輝く赤石山系を望む 前赤石山も寒そう
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分厚い氷柱が氷の壁を作っている 早朝はさぞや冷え込んだのだろう
前方に三ツ森山が近付いて来た 雪なのか、霧氷なのか? 薄化粧した尖がり頭が青空を突く
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吹き溜まりはそこそこ雪が盛り上がっているけれど、 歩き難いほどでも無い
林道を緩やかに登ってゆき、三ツ森峠手前でご夫妻に合流
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平家平目指して尾根に取り付く 最初は結構急坂だけど、明るい日差しが嬉しい
昨夜の雪が重たそう この分だと、スズタケを掻き分けていくのはちょっと大変かな?
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積もった雪が風に持って行かれるのだろう、南の方に迫り出しながらうねっている
真っ新な雪を踏みしめながら、ルンルンで進みます
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振り返れば、ちょっと淋しそうな三ツ森山が見送っている また今度行くからね〜
形の良いブナを見つけたグランパが、登山道を逸れ雪がのったスズタケの中に入ってゆく
ウエストサイズを測ってみれば3m16cm、形は良いけれど思っていたよりは細いです
右写真は、登山道沿いのブナ 風の悪戯でしょうか、何とも面白い恰好をしています
登山道を逸れる度、待って頂いて済みません
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小さなコブを飛び出すと、真っ白な平家平が手招いている
雪道とはいえ峠から1時間半もかかって、やっと小麦畝分岐のNO.211鉄塔です
小麦畝登山道からの新しい足跡が平家平に向かっている
あまりに風が強いので、鉄塔はさっさと通過し中七番分岐で休憩することにします
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風に煽られた霧氷がパラパラと落ちて来るけど
グランパがちょっと下まで様子を見に下っている間、休みながら水分補給
「美味しい甘酒で身体が温まりました 伊予の鈍亀さん、御馳走様でした」
平家平が見渡せるところまで来ると、先程の足跡の方でしょうか、前方に2人見えます
先行者の踏み跡があると、断然楽ちんで〜す
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何時の間にか雲が広がり日差しが無くなったけど、展望は良い
赤石山系を振り返れば、山々がくっきり浮かびシャープな頭を並べている
この頃、仙ちゃんが此方に向かっていたなんて知る由も無く・・・黙々と山頂を目指していました
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段々、雪庇が大きく迫り出し 正規の登山道は歩けそうにない
でも心配ご無用、雪が積もれば何処でも道になる
先行者が潅木帯へ道を振っていたので、その踏み跡を辿って進む
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雪庇の道をそっと踏みながら登ってゆく
かなり迫り出しているけど、体重制限しなくても大丈夫かしらん?
最後のコブを越えたら、後一息で頂上 勝手なもので急に足が軽くなる
食事休憩していた先行者はちょっと年配の方 「足跡を踏ませて貰いました、ありがとうございます」
平家平(1692.6m) その名の通り、予土の国境に位置する此処も落人伝説が残り
剣山山頂の「平家の馬場」と同じく、平家中輦(ちゅうれん)の場として伝えられている
今日は空気が澄んでいるのか、何時になく石鎚山系が近く見える
山友のオカシンさんややまももさんは伊予富士、ストーンリバーさんは笹ヶ峰だったそうだ
それにしても、吹き曝しの頂上でじっとしていたら風邪をひきそう
少し下った所にある大岩で風を避け、立ったまま食事休憩
何とか頂上も踏め満足感に浸りながら下りていたら・・・エッ、仙ちゃん?!
ネックウォーマーで顔を隠していたから、一瞬判らんかったわ
県道沿いに停めてある車を見て、スノーシューの練習がてら後を追って来たそうだ
「頂上ピストンしておいでや、ブナ散策しながら中七番分岐付近で待ってるよ〜」「オー」
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中七番分岐手前の斜面で、両手を大きく広げ白塗りの歌舞伎役者のように見栄を切っているブナ
「いよっ、日本一!」 声をかけんと悪いような気がして、笹の急斜面を下って行く
早速ウエストサイズを測ってみると、3m63cm
少し下の方からも、暴れ放題のブナが呼んでいる 「はいはい、今行きますよ」
何処がウエストなのかよく分かりませんが・・・3m70cm 兄弟ブナみたいです
それにしても、雪に足をとられながらウエスト測るのも大変
下りる時は良いけれど、登山道までの登り返しがしんどいし、ブナ散策も疲れます
そうこうしていたら仙ちゃんも下りて来て、賑やかに下山
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おしゃべりしながら楽しく歩いていたら、あっという間に三ツ森峠
朝に比べたら、雪も少し融けています 「さぁ、三ツ森山に登ろうや」な〜んて、冗談
「早く帰りなさいよ」と、峠に鎮座するお地蔵様も笑っています
鈍色になったツナクリ山、西山が見ている中、ゆっくり林道を下り4時40分登山口着
お陰様で、雪ブナにも会え、しんどいかなと思っていた頂上も踏む事が出来ました
伊予の鈍亀さん、なんだかんだと待って頂き下山が遅くなって済みません
帰ってからトラックログを見れば、歩行距離は18km強
そこそこの新雪で歩き易かったとはいえ、やっぱり雪道は疲れま〜す
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