2014年11月08日  ”高越山”

女人結界門を抜け、黄葉輝く歴史ロマンの山を歩く


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
承認番号 平18総使 第582号


駐車地点発(7:40)〜(8:50)中ノ郷(9:00)〜(10:10)高越寺〜(10:25)高越山(10:35)〜(10:50)奥ノ院
南入口(11:05)〜(11:25)高越寺〜(12:15)中ノ郷(12:25)〜(13:15)駐車地点        (5時間35分)


段々、日が暮れるのが早くなって来た

そういえば、昨日は立冬 そろそろストーブの準備をしなくては

はるかなる 嶺の雲間の こずゑまで さびしきいろの 冬は来にけり  (藤原良経)

ブナとお大師さんのお山も、そろそろ冬支度かな〜?



県道248号線を走り、ふいご温泉を過ぎたところで広い路肩に駐車し、登山口の指標に導かれて登り出すと

「イノシシ、シカ、サル、クマ等に注意して下さい」と、吉野川市有害鳥獣捕獲対策協議会の看板がある

歩き始めて10分で最初の43番鉄塔、この後、47番まで5つの鉄塔が続く



47番鉄塔を過ぎ、少し行った先で鉄塔巡視路と別れる

47番鉄塔から20分程で、林道に飛び出す

 立冬も過ぎたと言うのに、暑くて大汗  中ノ郷で大休止にしよう



水を満々と湛えた萬代池側のベンチに腰かけて、リンゴ&水分補給

高越山山頂まで二kmの標識から10分ほどで、十三丁の丁石

遊びの無い単調な登りが続く中、段々と山頂に近付く標識を見れば励みになります

今日、初めての登山者に出会う 「お早いですね〜」

「暗いうちから登ったんよ」と、颯爽と下りて行かれた



ちょっとお腹も空いてきたので不動小屋で休憩

シロモジに彩られたお不動さんを見ながら、淡路島土産に頂いたドーナツ休憩

赤門(昔の女人禁制門)を潜る頃、嬉しいことに日が差しだした

紅葉した行場も気になるけれど、今日は1時半頃までには下山したいのでパスです 



石段を上り山門を潜れば、修験の発祥地・高越寺



境内左手の石段を上り、高越神社の鳥居を潜って山頂へ向かう

神社手前の大杉は幹が剥がれ落ち、かなり傷んでいる様子

高越神社にお参りして三角点(1121.96m)へ  稜線に駆け上がると見事なブナが迎えてくれる



ブナの葉が敷き詰められた高越山山頂(1133m)

天気予報は曇りだったのに、嬉しい誤算 青空が広がり明るい日差しが降り注ぐ

展望もまずまず、剣山や一ノ森も見えている〜♪

「お大師さん、ありがとうございます」



小休止後、痩せ尾根を辿ってゆけば「高越神社奥ノ院この先143mの標識」

鞍部に下り立ち振り返る



黄金色の輝き〜♪と、うっとり見惚れていたのに、根元を見てビックリ

何と、幹は空洞 皮一枚で立っているではありませんか!

この根性には参りました それにしても、今冬の雪に耐えられるかしら・・・心配です



ブナの参道を歩けば、高越大権現が祀られる高越神社奥ノ院



ウエストを測ってみたいブナでした

奥ノ院から南へ延びる尾根を辿り、地蔵平(裏参道の駐車場)へ向かう

しっかりした道でも無いけれど、藪いてもなく明るい道です



下り立ったところが、裏参道入り口

紅葉真っ盛りの高越渓谷(奥野井谷)を眺めながら、高越寺へ引返します



妖 しく光る大ブナ                                燃える燈明杉

朽ちた展望台の所に、「←800m地蔵平 高越寺300m→」の標識

4年前は、此処から少年自然の家へ下りたよねぇ」と、転がり落ちそうな急尾根を見下ろす



高越寺で小休止後、石段を下ってゆく

中ノ郷手前の樹齢1000年といわれている幹回り6mのアカガシ 回りに七人塚が並ぶ

中ノ郷まで下りてきたら暑くなってきた 水分補給しながら休憩します



しっかり休んで、さぁ、出発 1時間位で登山口に下りられるかな?

木漏れ日差す中、のんびり歩きます



47番鉄塔で北の展望を楽しみ、鉄塔の数を数えながら下りていたら車道を走る車の音が聞こえ出した

1時15分、ほぼ予定通り下山出来ました 

お昼は、脇町の「しゃぶしゃぶ剛」(昼は、2時半オーダーストップ)で、楽しみにしていた阿波ポークの豚カツ

衣はカリカリ、お肉は柔らかくてジューシー 「ごちそうさまでした」

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