青森ねぶた祭、仙台七夕まつり、秋田竿灯まつり、山形花笠まつりetc
8月の声を聴き、東北で夏祭りのお囃子が鳴り響いている
秋田竿灯の流れをくむ「米子がいな祭り」も、今年で30回を迎えるそうだ
3年前、大山の帰りに見に行った「がいな祭り」、その妙技に感動した事を思い出す
「今年も、大山に登ってから行ってみん?」ということで、米子駅周辺の宿を検索するがどこも満室
で、徳島のお山に変更したものの、朝起きて雨雲レーダーの予想を見ると三好方面に変な雲がかかりそう
雷は、ノーグッド
ほんなら「日帰りで行こか」ということで、4時半過ぎに自宅を出発して溝口を目指す
2週間前と同じく、南光河原駐車場は満車なので、博労座駐車場へ
見上げれば、雲一つない青空に主峰が聳えている
博労座駐車場
(7:25)〜(9:00)六合目避難小屋
〜(10:10)弥山
(10:35)(11:20)六合目避難小屋
〜(12:35)博労座駐車場 (5時間10分)
出発しようとしたら、「アレー、M さん! 早かったんじゃねぇ」
お友達と三鈷峰に登るって聞いていたけど、まさか会えるとは!
「弥山に登ってから、米子のお祭りで〜す」と言葉を交わし、久し振りの夏山登山口へ
もう何日も猛暑日が続いているが、大山寺界隈も朝から暑い
木漏れ日差すブナ林の快適な道だと言うのに、登り始めから汗が噴き出る
駐車場から1時間ちょっとかかって、やっと五合目 沢山の方々が木陰で休まれている
昔遥拝所が有った場所に祀られている「山ノ神さん」にお参りして、私たちも小休止
今日はこまめに水分補給しないと熱中症になりそう
「誰かタバコを落としとる」 登山道に落ちているタバコを見て、思わずポケットを確認するグランパ
2週間前の三鈷峰を思い出し、「困っとるやろなぁ」と落とし主の事を思いやっていました
行者コースを左に分け、10分強で六合目避難小屋
小屋前のベンチは、三鈷峰を眺めながら寛ぐ人たちで賑わっている
潅木帯を抜ければ真夏の日差しが容赦なく照りつけるが、少しの風が有り難い
八合目を過ぎ頂上台地に出ると、山頂まで緩やかな木道が続く
涼しげなサラシナショウマ〜♬ そう言えば、今日は立秋
でも真夏の暑さは暫く続きそう
一昨年の8月12日、四万十市江川崎で最高気温41.0度を記録したが
残暑もほどほどにお願いしたい
シモツケソウの向こうに三鈷峰 Mさんたち、着いたかな〜 「ヤッホー」
2時間45分もかかって、やっと頂上 額のバンダナも汗の重みでずり落ちそう
年々暑さに弱くなっているような気がするけど、これって歳の所為?
主稜線を辿ると、直ぐ其処に剣ヶ峰 そのずっと奥に見えるのは烏ヶ山
一ノ沢方面へ続く台地は花盛りですが、ロープが張られているので木道から眺めます
爽やかな風が吹き抜ける山頂で、食事&大休止
国指定特別天然記念物のダイセンキャラボクの群落で覆われた頂上台地
このまま下りてしまうのが勿体ないような、癒しの風景が広がっている
弓ヶ浜、桝水原を見下ろしながら、深緑を縫って延びる木道をのんびり歩く
沢山の登山者とすれ違いながら六合目避難小屋まで下りて来ると
夏休み中の学校登山だろうか、子どもたちの元気な声が響いている
今日の感動は、「おらが富士・伯耆大山」の雄姿とともに、子どもたちの心に何時までも残るでしょう
それにしても登りも下りも汗ビッショリ、 夏はご来光登山が涼しくて良いかも〜
駐車場から大山を見上げると、夏山コースの五、六合目辺りでヘリコプターがホバリング
誰か怪我でもしたんだろうか、それとも熱中症かしら? 大事なければ良いけど・・・
下山後、皆生温泉で汗を流してから、万灯の夏で盛り上がっている米子駅前へ
米子がいな祭り小さい子から大人まで、大きな竿灯を手から肩、腰、顎やおでこに載せて妙技が繰り広げられている
吹き抜ける風に煽られバランスを崩しそうになるが、何とか持ちこたえて拍手喝采
稲穂を表しているという竿灯 「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という諺通り
米粒に見立てられた提灯が高く高く掲げられ、頭を垂れている
「未熟ということは大切なんだよ。僕だって未熟。天狗になったらおしまいだよ。」と
歴史小説「鬼平犯科帳」の中で池波正太郎が語っているけれど
今日ばかりは謙虚さも忘れて、自慢の腕(肩、腰、顎、おでこ)を思う存分披露して貰いたい
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