2015年09月12日  ” 石鎚山 ”


秋の気配が漂い始めた霊山は、嵐の前の静けさでした


秋霖の時季とはいえ、週末はいまいちの天気が続き、山歩きもなかなか思い立てない

ショッピング&ハイキングやうどんハイクでお茶を濁していたら、足が鈍っている

錦秋の秋に向けて、そろそろテンションを上げていかなきゃ

ということで、石鎚の秋を探しに出かけました


土小屋登山口(7:45)〜(8:40)東稜分岐〜(9:15)二ノ鎖元避難小屋〜(9:45)弥山〜天狗岳
〜弥山(10:55)〜(11:40)東稜分岐〜(12:40)土小屋登山口         (4時間55分)



川内ICを下り東温市を走っていると、東の空が燃え出した

今日は、良い天気になりそう〜♬



歩き始めは少し肌寒く感じたものの、爽やかな秋の空気に包まれて汗もかかず丁度良い

まだヒヨドリバナが咲いているけど、アサギマダラは飛んでいない もう南へ旅立ったのかな?

「おのぼりさんで〜」 第2ベンチでたくさんの信者さんが休憩中

 

ヘリコプターがひっきりなしに往来し、二ノ鎖避難小屋の東側に資材を運んでいる
 
何でも、石鎚神社の建物が建つらしい   それにしても、ヘリコプターの風圧は凄い

真上に来た時はまともに立っておれず、思わずその場にしゃがみこんでしまった



弥山にも資材が積まれている 山頂社の鳥居をやり替えるのだとか

今は嵐の前の静けさ、殆ど貸切状態だったけど

10月になればどっと人が押し寄せ、山頂が混み合って大変だろう


何時みても、神々しい姿の天狗岳

今日は、グランパ一人で天狗岳へ コメツツジやドウダンツツジがぼつぼつ赤く染まり出している

 

殺風景な岩場に濃紺のリンドウがアクセントを添える

天狗岳から、閑散とした弥山を眺める

40分くらいウロウロしてから弥山に戻り、山頂小屋で美味しいおでん&コーヒーをいただく

今年は霊峰石鎚山開山千三百三十年、石鎚国定公園指定60周年だそうだ

何か特別なイベントが有るのかな?



山頂小屋横のお花畑から西ノ冠岳、二ノ森を眺めて、下山開始

木々が薄っすら色が抜け始めている 後、2〜3週間もすれば、見事な紅葉が楽しめるだろう

北壁と対峙するカエデがオレンジ色に染まる姿、また見てみたいなぁ
 


満開のアキノキリンソウやリンドウを楽しみながら、のんびり下ります

登山道沿いの花々

 

レイジンソウ                           アサマリンドウ

 

シオガマギク                             夏の名残りシコクフウロ

 

オオマルバノテンニンソウ                         シラヒゲソウ

”山に想うV”で、夏の花も終わった9月は山にアクセントが無いなんて言ったけど

登山道を彩るたくさんの花、花、花   訂正しなければいけません

 
下山後、四十五番札所・岩屋寺へ



年配の団体さんが、何度も何度も立ち止まりながら本堂を目指されていたが

此処の急坂、石段は、結構しんどい

本堂に覆い被さる礫岩峰、よく見れば可愛い女の子に見えなくもないかな〜

大師堂は、足場が組まれ改装中 山門を潜り、3年前に歩いたへんろ道を少し進んでみると

冷んやりとした空気が流れ、厳かな雰囲気が漂っていた



久万高原町まで来たら、リンゴ園に寄らなくっちゃ

瑞々しいツガルが綺麗に色付いている 10月になるとフジが熟れるそうです

温暖化で育てるのは大変だとリンゴ園の方が言われてましたが、新鮮でとても美味しい

一面に広がる大根畑も壮観! 勿論、買って帰りましたよ〜

秋になると
 果物はなにもかも忘れてしまって
 うっとりと実のってゆくらしい (八木重吉)

 
秋は稔(みの)りと収穫のとき。 そんなふうに自然と秋を迎えられる時代はよかった。

秋は黄昏時というよりは、成熟のときだった。 人のみならず自然にもどこか品位があった。

今は、人生の秋を前にしてひとはつい悪あがきをするし、天候も異常続きで過去の経験が生きない。

なんとも貧相な、このところの秋である。 (「折々のことば」より)



   赤ソバの花やコスモスが爽やかな秋風に揺れています

黄金色に実った稲も刈り取り準備中 日本の秋、真っ盛りです

「スポーツ」「読書」等々いろんな秋が有るけれど、やっぱり「食欲の秋」が一番かな〜

歩いた道  ホーム