雪が消えてしまわないうちにと、西赤石山へ
醸造所跡や接待館跡を散策後、以前から気になっていた尾根道を登ります
日浦
(7:05)〜(8:55)東山からの登山道と合流
〜(10:00)西赤石山
(10:35)〜(11:45)東山
(12:00)
(12:30)歓喜坑
〜蘭塔場・目出度町〜(13:15)ダイヤモンド水
(13:25)〜(13:55)日浦 (6時間50分)
登山口付近には雪も見えず、暖かい
啓蟄を明日に控え、もう冬のピンと張りつめた気配は何処にもありません
登山道を逸れ、石垣が残る小足谷集落跡・醸造所跡へ入って行く
立派な煉瓦造りの煙突が残る場所では、味噌や醤油が造られていたそうだ
上の段が、明治3年(1870)から醸造を始めたという銘酒?「ヰゲタ正宗(鬼ごろし)」の醸造所跡
接待館跡を抜け、小足谷を奥へ進む
道なりに進むと取付く予定の尾根から離れだしたので、強引に斜面を駆け上がる
「登山道があるぞー」 本道に乗ってヤレヤレと思ったものの、結構な急坂が続く あ〜しんど
滑車跡?から、ダイヤモンド水近くのバイオトイレ建物を見下ろす
醸造所跡から約45分、上部鉄管道を横切る 尚も、急坂が続く
桧林を過ぎると、傾斜も緩くなって来た
東山よりも高くなったかなと思いながら、カラマツが目立つ快適な尾根を行く
しんどかった古の道もゴール 錆びた道標が「お疲れさん」と労ってくれる
後は通い慣れた何時もの道 大展望が広がっています
振り返れば吊り尾根の向こうから瓶ヶ森や石鎚が覗いている
今日は雲が多い予報だったけど、空は真っ青 崩れる気配もない
僅かに乗った新雪を楽しみながら、尾根道を進む
青空に背中を押され、足取りも軽い
2006年1月、雪庇の上を恐々歩いたのを思い出す
頂上手前の岩場に霧氷が残っていました その向こう、兜岩や新居浜市街もくっきりです
霧氷が少ないなんて、贅沢言ってるのは誰ですか!
西赤石山(△1625.8m) 風も無く日差しが暖かい
お手製の弁当に温かいラーメンで、早めの昼ご飯
春の光をたっぷり浴びて、ゆっくりと寛ぐ
到着された4人の方と入れ替わりに、下山します
登山道は右下ですが、敢えて岩尾根を行く
大岩の上に上がれって声が聞こえるけど、そんな危ないことようしません
「また来てよ〜」と、前赤石山が見送ってくれてます
ヒュッテ分岐から、さきほど歩いた尾根を眺める
東山でコーヒータイム後、銅山越に向かって下りてゆく
峰地蔵佇む銅山越は通過し、馬酔木が目立つ明るい道を下る
牛車道を右に分け、歓喜坑に寄り道
遠回りですが久し振りに別子銅山の中枢だった目出度町(めったまち)方面へ
谷を拾いながら急峻な足谷川源流部を歩く
風呂屋谷を渡り、蘭塔場へ寄り道 短いけど、しんどい登りです
蘭塔場は、元禄7年(1694)の大火災で亡くなった132名の霊を弔う墓所
荒れた土持谷は、一旦谷に下りて対岸に渡る 昔は立派な橋が架かっていたのでしょう
平坦地に出てモミの大木に迎えられ、重任局跡と大山積神社跡
参道の石段を下り、ちょっとスリルも楽しみながら両見谷沿いを歩く
急坂を一気に下って左岸道に合流すれば、ほどなくダイヤモンド水
ちょっと雲が広がってきたようだ
小休止後、新しいバイオトイレの建物を見て、水量が多い足谷川沿いを歩き駐車場着
車が10台ほどに増えている(通行止めで、時間待ちの車が2台)
2時10分からまた通行止めになるからと道路工事の方に言われ、急いで駐車場を後にした
今日は大展望の中そこそこ雪が楽しめ、郷土の産業遺産も尋ねることが出来た
何より、前々から気になっていた道が歩け、充実した山行となりました
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