2017年04月02日  ”宗安寺山・城ヶ森”



GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る

P(駐車地点) A(川上不動尊奥之院) B(△216.2m宗安寺山) C(長畝峠) D(柱谷のヤマザクラ)


このところ、鶯の囀りで目が覚める

寒い寒いと言っても、季節は着実に動いています

山野を染める春の彩りといえば、なんといっても桜〜♪

開花時期に多少のずれはありますが、

咲きっぷりは豪快で、裏年も無く、毎年期待を裏切りません

今年は、ソメイヨシノは出遅れ気味、ではヤマザクラはどうかな?と、高知へ

鏡川沿いの里山を歩き、ヤマザクラ群落と、一本桜を尋ねます


駐車地点(7:20)〜(8:00)宗安寺山〜(9:10)城ヶ森〜(10:20)柱谷のヤマザクラ〜(11:10)駐車地点
                                             (2時間50分)



川上不動尊が祀られている宗安禅寺を過ぎ、鏡川に沿って県道273を北へ進む

通行の邪魔にならないよう広くなった道路脇に駐車し、5分で登山口

「川上不動尊奥之院参道(宗安禅寺 山主)」の看板を見て、山道に入ってゆく

落葉がいっぱい積もった急坂を頑張り支尾根に乗ると、注連縄を付けた石碑が導いてくれる

それにしても、こんなに歩き難い参道は初めて! あぁ〜しんど!



尚も、急斜面を頑張ると、オクサリのかかった大岩が現れる

グランパはオクサリをかけていくが、この時期何時も腱鞘炎で悩まされている私は巻道へ



オクサリを登り詰め大岩の上に出ると、川上不動尊奥之院

自然石で組まれた祠に、三体の石鎚大神が祀られている

オクサリの最後は腕力が要ったそうだけど、木々を掴んで駆け上がる巻道も大変でした

奥之院については、赤いクレパスさんの「2015年12月 川上不動尊奥之院の石鎚山」が詳しいです



奥之院から10分程で、鉄塔が建つ宗安寺山(216.2m)

満開のヤマザクラが労ってくれました〜



ピークから西に尾根伝いに暫く進むが、南に振り出したので適当に修正

石積みが残る窪地に出て、「此の山腹を登ったら道があるはず」と、グランパ

羊歯藪もある急斜面を頑張ると、登山道に当りました(222P付近) ヤレヤレ



一旦大きく下り尾根を進んでゆくと、突然、 登山道の真ん中にフェンスが現れた

 何処まで続くんだろうかと思いながら登って行くと、城ヶ森手前でフェンスから出られません

一瞬、閉じ込められたイノシシの気持ちになったけど、グランパに支えて貰って何とか越えられました



スミレ咲く山頂直下の遊歩道をグルッと回って木段に取り付けば、城ヶ森(327m)

360度遮るものがありません 山名の通り、ここには物見の城(長畝城)が築かれていたそうです  

北には、ピラミッドピークの国見山(雪光山)、工石山
 


東に目をやれば、高知市街と今年1月に歩いた南嶺の山並み

南面をピンクに染めるヤマザクラを、ズームです



城ヶ森を後にし、舗装路を下り駐車場前の分岐を「雪道記念碑200m」の指示に従い左へ

車道から分かれると、直ぐ長畝峠 「土佐の雪道」の碑が建つ

「ここ長畝峠は、手箱山氷室より領家郷を経て高知城の藩主に献上の雪の道で歴史の道」との説明がある

2009年7月氷室まつりに参加して以来、訪ねたいと思っていた長畝峠に、やっと来ることが出来ました



広々としたレタス畑やヤマザクラを見ながら、柱谷に向かう

お日様からいっぱい栄養を貰ったレタスやサニーレタス、美味しいだろうな〜

 

楽しみにしていた柱谷のヤマザクラは完全に葉桜 アララ

当家の方が畑仕事の手を休めて、17日に満開だったと教えてくださった

毎年、花後は肥料をやって大事に見守って来られたそうだ

「今年もいっぱいお礼肥えをやっちょくき、また来年、見に来て」 

満開した桜は見られなかったけど、桜守のおばあさんの素敵な笑顔に心がほんわか温かくなりました



 鴻ノ森や宗安寺山を見ながら、どんどん下ってゆく  道端のレンゲやオドリコソウが可愛い〜

城ヶ森を見上げながらレンゲ畑で遊んでいたら、北西から黒い雲がジワジワと広がって来ている

予報では昼前後に雨だったけど、真上は青空

まだ、大丈夫でしょうと思ったのに、県道273に出る手前で、大粒の雨が・・・

今日の天気予報は、大当たりでした



雨の中、四国三十六不動霊場 第十七番霊場・川上不動尊にお参りして

「さぁ、タタキを食べに行こう」と、ハンドルを握ったところへ急用の電話が入り

お腹を空かしたまま、とんぼ返りの高知山行となりました

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