2019年04月06日  ”王子ヶ岳・大仙山・石槌山”

ヤマザクラが満開となり、山笑う季節がやって来た

鮮やかな紅紫色のミツバツツジも野山にアクセントを付けているだろう

今日は、玉野、児島のお山で、のんびり花散策〜♪

つつじ花 にほえ娘子 桜花 栄え娘子


躑躅の花があなたのように美しく咲いて、桜の花があなたのように華やかに咲いている

柿本人麻呂の長歌に詠われている光景が眼に浮かぶ

王子ヶ岳



GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


P(8:25)〜(9:05)尾根〜(9:20)ニコニコ岩(9:30)〜(9:45)三角点〜(10:00)桜園地(10:10)(10:30)P(2時間05分)



R430沿いの下電バス 王子ヶ岳登山口前の駐車場に車を停め

国道を500mほど歩いて行者道登山口へ



3年前に訪れた時は、渋川から登って下った行者道 今日は登りに使います

登り始めて直ぐ、海馬王子の碑を始め立派な石柱が建つ広場に着く

傍らの石碑には「石鉄山大権現」「大峰山上大権現」と刻まれている

早速現れたコバノミツバツツジに足取りは軽い

断崖絶壁に祀られた五鈷杵から眺める大海原を期待してたんですが、生憎の黄砂

近くに浮かぶ大槌島でさえ霞んでいる  残念!



コバノミツバツツジのトンネルを抜けると、お不動さんが祀られた不動の窟

そして、大岩壁に描かれた金剛蔵王大権現の壁画



巨岩、奇岩を見ながら高度を稼ぎ、稜線に出ると、目の前を軽トラックが走り抜けた アララ

頂上は左ですが、此処にきて王子ヶ岳のシンボル「ニコニコ岩」は外せません

稜線を右へ

途中の断崖から、行者道登山口、倉敷王子が岳温泉ホールサムイン瀬戸内(廃業)を見下ろす



明るい快適な道を15分ほど歩けば、「ニコニコ岩」です

「王子ヶ岳のゆるキャラ・流し目ニコちゃん」といったところでしょうか?



大岩のテラスから登って来た行者道方面を眺めながら、のんびりコーヒータイム

行者道分岐まで引き返し、王子が岳パークセンター前を通り三角点へ向かってたら

気持ち良さそうにパラグライダーが、ゆらゆらと浮かんでいる

直ぐ下にパラグライダー基地があり、山頂付近がフライトポイントだそうです

西に見える建物が、営業せずに廃業となったという「王子アルカディアリゾートホテル」

この後、その奥にある桜園地で桜を楽しんでから下山予定です



この山全体は王子ヶ岳と呼ばれているが、山頂は新割山

東屋の傍に、三角点(A渋川 234.35m)

車道を下って行くと、王子ヶ岳レストハウス付近の桜も満開 たくさんの花見客で賑わっている

山頂から見えていたホテル前を過ぎ、「桜園地→」の標識に導かれ緩やかに登ってゆく



「動岩 片手デ上ニアゲル」と書かれている巨岩

半信半疑ながら両手で押してみたけど・・・・ビクともしません

王子ヶ岳レストハウスから10分ほどで、桜園地

500本を越すというソメイヨシノが満開〜♪ 見応えあります



桜を楽しんだ後、遊歩道を下り、「王子ヶ岳登山口」の標識を見て、広い駐車場に出る 


さて、本日2座目は石鎚神社が祀られている新四国のお山です

R430を走り、巨岩が祀られた玉比刀iたまひめ)神社を過ぎてほどなく右折 玉野市総合体育館方面へ


大仙山


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


P(11:00)〜(11:25)頂上(11:40)〜(12:05)P  (1時間05分)



玉公園( 玉野市コミュニティバスのりば玉二丁目)に車を停め、これから登る大仙山を見上げる

低い山だけど、巨岩が目立つ面白そうな山です

「大仙山新四国八十八ヶ所登山口」の石柱を見て、法面上部を進む



民家横の畦道の突き当りが、新四国の入口

有り難い事に、登山道は綺麗に刈られている 春遍路が行われたのかな?

よく踏まれた急坂を進み、展望が開けた所で三井造船所を振り返る



コバノミツバツツジに照らされた石仏

盛りなる 花曼荼羅の 躑躅かな (虚子)



春色に染まり、お不動さんのお顔も心なしか和らいでいるようだ

頂上(120mくらい)に祀られた石祠の軒飾りは、菊の紋 扉に薄っすら刻まれた文字は、「石鎚」と読める

権現さんはいらっしゃらないようだけど



大岩の隙間に隠れていたのは、役行者さん

山頂から奥にも、お四国さんの石仏が続く



巨岩の基部に祀られているのは、第八十二番根香寺の千手観音様

その奥に祀られた第八十八番大窪寺の薬師如来様に手を合わせてから

少し引き返し、104mpとの鞍部に向け下る 

道が薄い所もありましたが、まずまず歩き良い道

104mピークを踏み、かなり遠回りして駐車地点に帰って来た


みやま公園で食事&桜散策と思ったが、花見客の車が溢れている

即Uターン、宇野港で食事をし次の山へ


石槌山


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


P(14:20)〜(14:45)頂上(15:05)〜(15:20)P  (1時間)



迫間公園の駐車場に車を停めスタート

左写真の車道右側にあるイノシシ除け柵を開け、登山道(鉄塔巡視路)へ

急坂を登ると(ログ入れ忘れてました)、鉄塔(右写真)で行き止まり

奥に少し進んでみたが羊歯藪でUターン、鉄塔から南へ一旦下る

左から遊歩道が合わさり、これが本来の登山道でしょう



ミツバツツジに囲まれた、よく整備された階段道を進む

グランドで野球をする子供たちの声が、背中から聞こえてくる

4本の鉄塔が立ち並ぶ辺りは、ミツバツツジの花園です



ザレ場から左下を見ると中電玉野変電所

ザレ場を登るとすぐ、石槌山頂上(C三角点 点名も石槌山155.22m)

 

稜線を進むと、大岩の天辺に祠が祀られている

とても上がれるような岩ではありません 下からズームすると石鎚蔵王大権現が2体



すぐ北の岩場からの展望 正面に常山、右下にグランドと駐車場

地理院地図の破線道を下りれば、麓の石鉄神社や石鉄大権現鳥居なんでしょうが

道の雰囲気は無い ここらで引き返そう



先程の分岐は直進し、イノシシ除け柵を開け、花見客で賑わう迫間公園に下りて来た

湿地に架かる石橋を渡り、車道を少し歩いて駐車場着

山行1時間 ミツバに彩られたかわいい「石槌山」でした


今日のテーマ「ツツジと桜」は、もう十分過ぎるくらい楽しんだけど

折角だから、鷲羽山へ寄って帰りましょう



 1931年、来遊した徳富蘇峰が瀬戸内海の美景を全て此処に集めるとして命名した

山頂(鍾秀峰)から眺める、下津井瀬戸大橋、櫃石島橋

遠くに霞むおにぎり山は、讃岐富士

帰る頃になって、ようよう四国の山々も見え出した



樹齢200年と言われる一本松



東屋展望台から下津井瀬戸大橋を見下ろす



ビジターセンター下の遊歩道から眺める、ヤマザクラと瀬戸大橋

「島一つ 土産に欲しい 鷲羽山」と、俳人難波天童が詠んだ光景が広がる

春満ち溢れる玉野・児島、思う存分楽しみました


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