2019年05月19日  ”皿ヶ嶺”

今日の天気は、いまいち

短時間で登れて楽しめるお山といえば、そう皿ヶ嶺です

展望は無いかもしれないけど、初夏の花々満載のブナの山へ

駐車場を出発しようとした時、やって来た車は・・・「お久し振り〜」

 やまちゃん、きぬちゃんとの嬉しい出会いに歓声が上がります

さぁ、隊長・やまちゃんに続いて、元気よく Let's go!

(8:10)〜風穴〜(9:20)十字峠〜(9:35)皿ヶ嶺〜(10:05)竜神平(10:25)〜(11:35)P(3時間25分)



風穴で栽培されているヒマラヤの青いケシに小さな蕾が出来ています

後ひと月もしたら、涼みがてらのケシ見物で賑わうでしょう

深呼吸しながら、新緑の森に入って行く



小さなヤマルリソウが、「ようこそ」と微笑んでいます

清楚な美しさでみんなを魅了したヤマシャクは、もう終わりです

 

あちらこちらで、イチリンソウの群生(下山路にも、たくさん咲いていました)

今まで写真でしか見たことが無かった皿ヶ嶺のクマガイソウ、やっと会えました〜

葉っぱが虫に食われて傷みかけてる株もあるし、そろそろ終わりかな?



崖っぷちに咲くイワカガミ〜♪  何時みても可愛いフリルです



2013年11月30日、雪まみれになりながらウエストを計ったブナ(3m80cm)

雪化粧された姿も素敵だったけど、新緑姿も優しくて良いなぁ



南側の植林が伐採され、明るくなった十字峠

登山道沿いに根こそぎ倒れた風倒木が目立つが、風がもろに当るので寒い!

貸切の皿ヶ嶺山頂(1278m)です 残念ながら、展望は無し

 

 山頂広場南側の茂みで咲くシャクナゲ〜♪

風が吹き抜ける寒い山頂に長居は無用、ヤマナシの木に見送られて下山します



お気に入りのブナ(4m20cm)から眺める霊峰石鎚は最高なんですが・・・ご覧の通り

辺りは霧に包まれ、聞こえてくるのは風の音だけ



ホウチャクソウ 地味ながらも、今日は方々で出会えました

ブナ林の向こうが明るくなり、竜神平の湿原が見えて来た



竜神平に祀られた、八大龍王社

愛媛大学山岳会建立の竜神小屋で休んでいたら、コーチに引率されたサッカー少年たちが到着し

竜神平を一周してくると、元気いっぱいに駆けて行った 「目指せ、長友!」

小屋側に咲く満開のシャクナゲを愛でてから、下山



踊り子ブナ(勝手に呼んでいるだけで、正式名称ではありません)

此方の登山道沿いもヤマルリソウがいっぱい 小さいけど、よく見ると可愛い花です



まだまだ綺麗なシコクカッコソウ 花期が長いんですねぇ

薄紅を差したイチリンソウ



樹間に、上林の棚田が見える 

山中は今にも降りそうな気配ですが、山麓はまずまずのお天気みたい

ミズナラだったかな? 一本で緑の空間を造り、とっても存在感のある木です

 

ヤマブキソウとラショウモンカズラ

黄色い花が一面に咲き乱れる様は見ていて元気が出て来るんですが、毒があるそうです

ラショウモンと聞けば、芥川龍之介の短編小説「羅生門」が思い浮かびます

何で、ラショウモンなの?と思って、調べてみると

平安時代、源頼光の家来・渡辺綱が朱雀大路にある「羅城門」に棲みつく鬼を退治

その際、切り落とした鬼の腕と、花の姿が似ているとか まぁ、怖いお話です事!



大根の花に似たコンロンソウの真っ白な道が続く

この花の白さを中国の崑崙山脈の雪に見立てて名付けられたそうです

新緑の森に、赤、白、黄色と咲き乱れる花々

さすが、花の名山! 見どころいっぱいの皿ヶ嶺でした

やまちゃん、きぬちゃん、ご一緒させて頂きありがとうございました


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