先週、西赤石山から眺めた天空の稜線を歩きたい!
もう随分長く歩いてない中七番からの道も気になります
でも、何ヶ所か渡渉があったけど、昨日の大雨で水没してたらどうしよう?
(何とかなるよと、いつもの調子のグランパ)
P
(6:35)〜(8:52)縦走路
(8:59)〜(9:43)平家平
〜(10:39)冠山
〜(11:34)一ノ谷分岐
(11:51)
(12:07)チチ山
の分
レ(12:24)〜(13:16)獅子舞
ノ鼻
(13:25)〜(14:33)トンネル登山口
〜(14:50)P
(8時間15分)
住友の森フォレスターハウスの後ろに、平家平〜冠山の稜線が輝く
園内を少し散策 ベニバナヤマシャクヤク
キレンゲショウマ(蕾)やアヤメを見て、遊歩道を奥に進むとゲートがある
カタクリの名所として賑わったナスビ平、今はどうなってるんでしょう?
ゲートを開け、さらに進むと分岐
右はナスビ平方面(通行止め) 注意喚起板が立つ左の道を下りてゆく
奥七番川に架かる橋を渡る
「平家平登山道案内」と、「ナチュールゲメスの路」(何でしょう?)看板の間を抜ける
奥七番川支流に架かる橋を渡り、左岸を詰めてゆく
豪快な水音を聞きながら、気持ち良いわぁ、と思ったのはこの辺りまで
苔生した岩を慎重に進み、右岸へ
すぐ左岸へ渡り直し再び右岸へ アララ! 足場の岩が水没している
対岸に登山道を示す赤テープが靡いていますが、勢いよく流れる谷を前にして足が動きません
此処で滑ったら、奥七番川まで流されてしまいそうです
高巻して上流へ進み、流れの弱い所で何とか渡れました
カツラの左を抜けると、右下からの鉄塔巡視路と合流する
(上写真は 合流点を少し過ぎ、振り返って撮っています)
水辺が好きなカツラの木が、古道の雰囲気を醸します
静かな森に溶け込む萌黄色の葉っぱも素敵ですが、眩いほどに輝く秋も見事でしょう
荒れた谷の対岸に設置されたアルミの梯子を登ります
三段目の梯子を登り切り、表土が滑り剥き出しになった大岩基部を進む
横駆け道をジグザグと登ってゆくと
やっと、送電鉄塔(少し上で、もう一基に出会います)
此処まで思ったより時間がかかりましたが、今日初めての展望です
銅山川源流部の谷を挟んで、チチ山の分レ、獅子舞ノ鼻方面を見る
まだ遠いなぁ
ブナ、トチノキ、カエデなどが混合する巨木の森を進む
主稜線(縦走路)に出る 「平家平1.3km 三ツ森山2.6km」の道標
風が唸る中、ブナの並木道を進む
平家平が姿を現す
吉野川下流方面を見る
どっしり構えるのは、大座礼山
帽子どころか、身体まで飛ばされそうな風に煽られながら稜線をゆく
背後に赤石、峨蔵山系
頂上平に飛び出した (三等三角点 平家平 1692.58m)
「遅かったじゃないか」と、笹原から頭を出した冠山が呼んでいる
吹き曝しの頂上は写真だけ撮り、冠山へ
岩場を越えると、冠山が近くなる
ミツバツツジ咲く斜面は風が当たらず心地良い
強風の中を歩くのって思いの外疲れます、ちょっと休みましょう
急坂を頑張れば、冠山(1732m)
樹林帯の急坂を下り、笹原に出て振り返ると、ミツバツツジの群落
一週間前は、鮮やかだったと思います
笹原に腰掛け風を避けながら、
大展望を楽しみます
チチ山南面をズーム 笹ヶ峰はもっと赤い
ダケカンバ越しにチチ山の分レが見える
右写真(昔の一ノ谷越)から右へ下り、なすび平のカタクリを楽しんだのは、
もう15年前
此処から下りられたら中七番へは近道なんですが、通行禁止の喚起板がある
(危険防止のため中七番登山口は施錠され通行出来ません。平家平の方にお廻り下さい)
樹林を抜け、振り返ると冠山
この少し先に、三等三角点 奥七番 1618.84mがある筈と
笹原を捜しながら歩いていたら、見んでもいい長いもんを見てしまって走り抜ける
目の前の小さなコブを越えれば、一ノ谷分岐です
手招くチチ山、笹ヶ峰を見ていたら、どこまでも歩いていきたい気持ちに駆られます
稜線沿いに立ち並ぶごつごつしたブナを過ぎると、一ノ谷分岐
お昼をしながら、大休止です
重い腰を上げ「後ひと登りじゃ(ふた登り位に感じました)」、とチチ山の分レを目指す
風が無ければ、最高の登山日和です
分レ手前で、歩いてきた稜線を振り返る
此処まで来て、チチ山に寄らずに帰るのは心残りですが
新居浜市街地や獅子舞の鼻、赤石山系を見ながら、笹斜面を下りてゆく
鮮やかな赤紅色のミツバツツジが「ご苦労さん」と、見送ってくれる
稜線西面に咲き残るミツバツツジ越しに、
チチ山、沓掛山
何時の間にか風が収まり、暑くなってきた
次第に斜度が緩み、樹林帯に入る
さぁ、獅子舞ノ鼻へ
もうアケボノピンクの誘惑は無いから、あちらこちらへと道を外さずに一目散です
獅子舞ノ鼻へ登り返しながら、チチ山の分レ方面を振り返る
ちょっと薄雲が出始めたみたい
獅子舞ノ鼻ピークで小休止し、ブナの森を下る
正統派と個性派の大ブナ どちらも、健在です
靴を濡らさず谷を渡り、雰囲気の良い谷沿いの道を下って県道に出る
トンネル登山口に1台停まっていたけど、誰にも会わない8時間超の山行でした
帰路、別子ダムから歩いた稜線を見上げる
歩いた道 ホーム