11月3日は「晴れの特異日」
青空に誘われたグランパが、当市と高知県境のブナの山を尋ねます
カタカナ表記の山名は珍しいですが
「四国百山」(高知新聞社)に拠れば
「山名の由来は、はっきりしない 土佐藩政期の文献『土佐州郡史』には、
『加々麻之』という漢字があてられている」とか
P
(6:42)〜(7:43)橡尾峠
〜(8:40)カガマシ山
〜(9:50)橡尾山
(10:10)橡尾峠
(10:32)〜(11:17)P (4時間35分)
県道5号脇に車を停める
不通期間が長かったため、忘れ去られた山になっていましたが
辺りは伐採され明るくなっています
「橡尾山ブナ原生林」の標識に従い、登山道に入る
すぐ尾根に乗り、橡尾峠向け一直線に急坂を登る
たしかここ(上写真)が、原生林遊歩道の分岐だったと思う
前屈(かが)みになりながら急坂を登る
斜度が増し、屈み方がますますひどくなっって来るから、
かがみまし→カガマシ山かな?・・・なんて思っているうちに
植林帯を抜け、辺りが黄金色に変わってきた
あの岩場を越えると、主稜線(橡尾峠)に出ます
この辺りが橡尾峠 先ず右、カガマシ山向け緩やかに登る
笹がやや深いところがありますが、尾根を外さなければ問題ありません
高知県側は緩斜面のヒノキ林、愛媛県側は切れ落ちたブナ林と対照的です
ブナ林に朝日が差し込み輝いています
目の前に三ツ足山、右奥に塩塚峰、中央遠くに雲辺寺山
11月とは思えないほど気温が高い
東奥には、祖谷山系や剣山系の山々
A・R・E(アレ)が、この後尋ねる橡尾山
頂上手前のブナ林 この辺りは、葉をかなり落としています
歩いてきた稜線を振り返る
10年前、サバイバル山行の末、三ツ足山とを繋ぐ支稜線を上がってきたのを思い出す
歩き始めて約2時間、ススキや笹、草に囲まれたカガマシ山頂上
三等三角点・大戸山(1342.67m)
西の佐々連尾山、大森山方面に、薄い縦走路が続いているようです
奥でアピールする双耳峰は、白髪山
翠波峰、赤星山 四国中央市街は薄い雲の下
10分ほど寛ぎ、引き返す
ちょっとした岩場から、橡尾山を見る
黄金色に輝くブナ
ピンクテープが所々にあります
橡尾峠はまだかなと思っているうちに、橡尾山頂上に着いた
(後からログを見ると、峠を南に巻いていました)
三等三角点・栃尾(1222.13m)
眩いシャワーを浴びながら、橡尾峠に引き返す
橡尾峠付近 祠跡か?
以前は、他に道標か何か有ったような気がするんですが
峠で20分ほど大休止し、下り始める
急尾根で、衛兵のように構える見事な大ブナ (2013年11月9日計測、目通3.50m)
こちらは、スリムで色白 (同3.13m)
大きな網を持ち、虫を探しているという数人の方とすれ違う
いい汗かき、峠から45分で登山口
標高や容姿、歴史など、どちらかというとマイナーなカガマシ山、橡尾山ですが
メジャー級のブナ林、たっぷり楽しみました
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