桜坂駐車場
(6:35)〜(7:30)五合目
〜(9:45)前巻機山〜避難小屋
〜(10:20)御機屋(頂上標識)
〜(10:30)最高点
(10:55)避難小屋
(11:10)〜(12:00)七合目(12:15)〜(13:10)五合目
〜(14:00)桜坂駐車場 (7時間25分)
上越国境のお山から黄金色のブナが呼んでいる〜♪ 行かなくっちゃ!!!
関越道六日町ICを下り、国道291号(俗称清水国道)を南下、清水集落から登山口のある桜坂へ
何か所かある駐車場は埋まりつつあったが、運よく一番奥の駐車場に停めることが出来た
朝日を受けて燃える紅葉の火照りが、まだ緑が勝る駐車場まで下りて来ている
標高差約1270m、登山ガイドのコースタイム4時間40分 さぁ頑張って越後の名山に足跡を残しましょう
歩き始めて直ぐ、ヌクビ沢・天狗尾根コースの道標を左に見て、少し進むと井戸尾根コースの取りつき
雑木林のゆるやかな登山道を10分ほど歩くと、井戸の壁と呼ばれる急坂が始まる
準冬装備を背負って来たのに、暑くて汗びっしょり グランパはTシャツ一枚です
足元に四合五勺の道標を見て、紅葉した見事なブナ林が現れ出すと五合目は近い
ジグザグ道を頑張れば、焼松という狭い平地(
五合目)に飛び出す
右に米子沢が白い帯を引いてジグザグ流れ落ちている 左に聳えるのが前巻機山 まだ遠いなぁ
振り返れば、尖がり帽子の大源太山(1598m) 「上越のマッターホルン」の愛称がぴったりです
雲がかかっている山が
3年前に登った谷川岳かな? もっと右には
苗場山も見える筈なんだけど
檜穴の段といわれる急坂の周りはスタイルの良いブナだらけ ほんまに雪国のブナにびっくりぽんや
六合目の展望台に出ると左の視界が広がる 紅葉と緑のコントラストが美しい天狗岩が眼前に聳える
天狗岩が割引本流とヌクビ沢(右)を分け、天辺には端正な姿の割引岳(われめきだけ1930.8m)
沢登りが人気だそうだけど、9月中旬くらいまで雪渓が残るようです
尾根を進み、灌木帯を抜けると七合目 たくさんの方が休んでいる
そこそこ高度を稼いだなと登山口方面を見下ろしていると、冷たい風とともにポツンと雨 想定外です
空が暗くなり本格的に降り出したのでレインを着たが、15分ほどで止みヤレヤレでした
暫くすると薄っすら日が差し出し、大きな虹〜♪ 一斉に歓声が上がる
やや斜度を増した丸い斜面を頑張ると、やっと本峰が見え出した
前巻機山(ニセ巻機山1861m)と呼ばれている九合目ピーク手前から巻機山(雲がかかっているところ)を眺める
山名から受けるイメージ通り、たおやかで女性的な姿です
チシマザサの草紅葉の中、鞍部に建つ巻機山避難小屋までゆるやかに下ってゆく
お腹も空いてきたし、のんびり休みたかったけど
どんどん雲が流れて来出したので、本降りにならないうちにと頂上を目指す
避難小屋から池塘群を抜け一登りで
御機屋 此処に巻機山山頂(1967mとなっている)標柱が有る
「巻機山は、機の神様である巻機さんを祀ってあると聞いたことがあるが、さだかでない
養蚕に関係があるのかもしれない」 (深田久弥 日本百名山)
山頂標識の近くに小さな石碑がある 巻機さんと思いきや役行者と刻まれている
此処から引き返している方もいたが、最高点はここから東へ10分ほど進んだところ
折角だから、最高点も踏んでおこうと、池塘を縫うように付けられた木道を行く
巻機山最高点(1967m)、ケルンが積まれているだけで標識は有りません
直ぐ近くの牛ヶ岳、割引岳や越後三山、日本百名山の宝庫上信越の山々を展望したかったのですが真っ白け
おまけに小雨交じりの冷たい風 ガスが飛びそうなんですが、寒くて待てません
避難小屋まで下りてきて、やっと食事でした
ゆっくり草紅葉を楽しみたいところですが、案外ガスがひつこいのでもう下山です
登り返した前巻機山には「ニセ巻機山」の標柱が建つ
八合目辺りから日差しが戻り、七合目まで下りてきたら暑い!
真冬の手袋まで出した頂上の寒さが嘘みたい
衣服調整もして、景色を楽しみながらのんびり寛ぎます
明るい日差しの中、色白で細身のブナが誇らしげに輝いています
このブナ林に落ちた雨や大量の雪が魚沼平野を潤し、日本一のお米を育てる
黄金色のブナたちが、心なしか首を垂れる稲穂に見える
肝心なところで展望は無かったけど、このブナ林を歩け十分満足です
下山し、刈入れの終わった田園地帯を走り、直江兼続が景勝とともに学問を学んだという禅寺・雲洞庵や、
八海山大崎登山口にある八海山尊神社を尋ね、六日町スキーリゾートのホテルに入った
越後の湯に浸かり、コシヒカリもたっぷりいただいて、さぁ明日は八海山です
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